神戸大と水産大学校の2人が最優秀賞 水中ドローン使うビジネスコンテスト

【神戸経済ニュース】神戸市、静岡市、横浜市の3都市が初めて共同で開催した、遠隔操作できる水中ロボット「水中ドローン」を使った事業のアイデアを競う「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」では、神戸大1年の岩原ほのかさんと、水産大学校(山口県下関市)1年の高橋杏弥さんの発表「水中ドローンで藻場の回復」が最優秀賞を獲得した。ウニや魚が海底の海藻を食いつくす「磯焼け」の対策をドローンで考えた。藻の植え付けに加え、見守りにもドローンを活用する点の目新しさが評価された。

 岩原さんと高橋さんの発表では、藻場の回復に3つの局面でドローンを活用できると提案。まずは、すでに東京海洋大学(東京都港区)が研究に着手した、食害の原因になるウニの駆除だ。次に藻の植え付け。先行事例は見当たらなかったが、拾うのに使えるなら植えるのにも使えるだろうと考えた。さらに、植え付けた藻が食べられないよう見守る「案山子」の役割だ。藻食性魚類が苦手とするモンゴイカの形や色、においなどが有効とみる。特にウニの駆除や藻の植え付けは多くの人手が必要で費用もかかり、ドローンに置き換えられると効果は大きい。

 今回のコンテストは3都市共通のテーマである「水中ドローンの活用」を掲げた。そのうえで神戸市は「海洋ごみの回収方法や港湾施設の調査点検など」、静岡市は「漁業の高度化、海洋レジャー産業での活用など」、横浜市は「港湾施設や船底の点検、海洋環境の保全など」とそれぞれ課題を設定。最優秀賞の岩原さんの高橋さんは、横浜市の課題として応募した。このほか武庫川女子大2年の長谷川春希さん、大橋美月さん、刈谷早紀さんの「採水ドローンと水中ドローンを活用した海底耕耘の効率化」は神戸市の課題に応募し、優秀賞を獲得した。

 2021年9月21日〜22年1月3日に募集し、学生21組から応募があった。書類選考で一次審査を実施し、1月20日に横浜市で開催した「海と産業革新コンベンション」に合わせて、テレビ会議システムを通じて最終審査会を公開した。最優秀賞は賞金10万円、優秀賞3組は5万円を獲得。最優秀賞を受賞した岩原さんと高橋さんは、3月23日に静岡市で開催する予定の「静岡・海洋産業シンポジウム2022」で再びアイデアを発表する予定だ。

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