ヒラキの4〜12月期、純利益12%減 「オミクロン」見極めで通期据え置き

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【神戸経済ニュース】格安の靴を製造販売するヒラキ(3059)が4日に発表した2021年4〜12月期の純利益が前年同期比12%減の4億8900万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前年同期に「巣ごもり消費」が活発だった反動が現れ、店舗販売事業の売上高が前年同期を下回った減収が響いた。新規顧客も獲得した通信販売事業の伸びでは補えなかった。

 売上高は3%減の117億円、営業利益は13%減の7億2000万円だった。通販の品目別では、マスクなど新型コロナ対策関連などを含む雑貨の販売が前年同期を下回った。加えて、格安靴の目玉商品である女性用カジュアル靴「ふわりっと」が前年同期ほど伸びず、ついで買いを誘発が減少したのも影響した。靴の店舗販売は、専門店の新規出店で増加。10〜12月期は2店舗を出店して累計10店舗になった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比20%減の4億5000万円を見込む。21年12月までで上回ったが、足元で新型コロナの変位株「オミクロン型」の感染拡大による影響を見極める必要があるとして、業績予想の修正を見送った。営業利益は24%減の7億円、売上高は2%増の162億円になる見通し。

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