ワールド、1月の既存店売上高が11.7%増 好調スタートも月末に鈍化

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が3日発表した1月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の11.7%増(速報値)だった。3カ月連続で前年同月を上回った。月後半に加速した2021年12月を上回る勢いの好調スタートになったが、新型コロナウイルスの感染者数の急増を受けて自粛ムードが広がり、月末にかけて増勢が鈍化した。休日数は前年同月に比べ1日少なく、既存店売上高は約0.75%押し下げられたとみている。

 値引きしない「プロパー販売」に力を入れていることもあり、いずれのブランドも春物のプロパー売上高の割合が前年より高く推移した。特に春の入卒園に向けたセレモニー用の商品群の復調が目立ったという。新型コロナの影響が出ていない2年前との比較では31.8%減だった。

 1月の新規出店は1店舗、撤退は60店舗。月末時点の小売店舗数は1556店になった。

  一方、ネット通販の売上高は前年同月比0.3%減。引き続き構造改革に伴うブランド数の減少が売上高の抑制要因だが、存続したブランドで比較すると30.2%増になった。前々年に対する伸び率は11.2%増。

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