TOAの4〜12月期、純利益56%増 国内鉄道は需要減も海外好調で

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【神戸経済ニュース】放送音響機器のTOA(6809)が2日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比56%増の8億300万円だった。国内では鉄道車両向けの需要が減少したが、海外では官公庁や商業施設などの建物向けや、宗教施設向けの音響設備が伸びた。増収効果で増益。国内も、大声を出さないようにするために学校でマイクやアンプの購入が増えるなど、教育分野の増加は下支えになった。

 売上高は4%増の291億円、営業利益32%増の11億円になった。地域別の売上高は日本が3%減の181億円、アジア・パシフィックが6%増の44億円、欧州・中東・アフリカが18%増の33億円、アメリカが34%増の16億円、中国・東アジアが36%増の14億円だった。引き続き半導体不足はリスク要因。受注した製品の生産は順調だが、急な増産は難しい情勢が続いているという。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比7%増の17億円を見込む。国内を中心に1〜3月期は製品の納品、収益計上が集中する時期。ただ半導体不足を背景に、生産はすでに受注している製品が中心になるとみられる。収益上振れには例年は対応できていた期末の駆け込み的な需要を、今回どれだけ取り込めるかが焦点になりそうだ。

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