斎藤兵庫知事、県内の外資系トップと意見交換 「多様性」テーマに
- 2022/02/02
- 11:18
【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は2日、兵庫県内に立地する外資系企業のトップらと「多様性を活(い)かした新しい働き方について」をテーマにテレビ会議システムを通じて意見交換した(写真、左端に斎藤知事)。斎藤知事は意見交換会の冒頭にあいさつし、多様性を生かした事業運営について外資系企業が「先駆的に取り組まれている」との認識を示した。加えて「県民ボトムアップ型の県政のヒントになれば」と意見交換への期待感を述べた。今回は冒頭の知事あいさつのみ公開し、意見交換の内容については非公開とした。
意見交換会には、キャタピラージャパンの豊浦信海・代表執行役員(明石事業所長)、ネスレ日本の深谷龍彦社長CEO(最高経営責任者)、日本イーライリリーのシモーネ・トムセン社長、プロクター・アンド・キャンブル・ジャパンのスタニスラブ・べセラ社長が出席した。各社の出席者がそれぞれ独自の「多様性」に関する取り組みについて発表した後、意見交換する形式だったという。
多様性(ダイバーシティ)を巡っては、これまでも「外資系企業・在日外国商工会議所合同サミット」などで、兵庫県と県内外資系企業の間で意見交換してきた。ただ、事業戦略の中にダイバーシティやインクルージョン(社会的包摂)を取り込んでいる企業側と、社会福祉や男女同権といった観点で議論する行政との間で認識の溝が目立っていた。斎藤知事の就任で今後、そうした溝が埋まることに期待できるか関心が高まりそうだ。
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