トーカロが反落、5%近く下落 通期予想の据え置きに「やや失望感」とも

20191231神戸株ワッペン

終値 1314円 -65円(-4.71%)

【神戸経済ニュース】1日の東京株式市場では表面処理加工のトーカロ(3433)が反落した。一時は前日比73円安の1306円まで下落した。前日大引け後に2021年4〜12月期決算は、純利益が前年同期比20%増の49億円になった。好業績とはいえ、半導体製造装置メーカーに2022年3月期の業績予想を上方修正する銘柄が目立つ中にあっては「やや物足りない印象」といった見方が聞かれた。通期予想のもう一段の上方修正にならなかったことで、やや失望感が出たとの指摘もあった。

 22年3月期の純利益は前期比21%増の66億円と、過去最高を更新する見通し。ただ市場では67〜70億円になるとの見方が優勢になっていた。このため66億円に対してほぼ4分の3が進捗した21年4〜12月期の純利益である49億円では、さらなる上方修正の余地が乏しいと受け止められたもようだ。一方でPER(株価収益率)は12倍台と、市場全体からみても、半導体関連株としても割高感は乏しい。午前中に売りが一巡すると下値を拾う動きも広がり、後場は安値圏で底堅く推移した。

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