川重、神戸で無料PCR検査のサービス開始 他県での展開も「調整中」

20220201川重PCRブース

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は1日、兵庫県の「無料PCR等検査無料化事業」に基づく新型コロナウイルスのPCR検査サービスの提供を始めた。川重の本社が入居するJR神戸駅前のオフィスビル「神戸クリスタルタワー」地下1階に検体採取ブースを開設(写真)。受付開始の午前10時を回ると、予約をした人たちが集まって列を作り始めた。

 川重が自治体の無料PCR検査サービスを提供するのは、東京都に続き2例目。東京都では既に4カ所の検体採取ブースを開設。今後は兵庫県内でも各地に検体採取ブースを展開したい考えだ。兵庫県内で採取した検体は、川重の神戸工場(神戸市中央区)に設置した自動PCR検査ロボットシステムで検査する。

 対象は無症状で、新型コロナの陽性と診断されていない人。PCR事業総括部の小平哲也・副総括部長は、検査サービスの提供で「社会活動、経済活動の復興を後押しして、兵庫県の経済にも寄与したい」と話す。いまのところ検査キットの在庫も十分という。社会貢献活動とも位置付けており、事業としての目標数値などは設定していない。

 自動PCR検査システムは1組を16時間フル稼働すれば1日に最大2500検体を検査することができる。現在は東京、中部地方、近畿地方にそれぞれ2組ずつ、合計6組の検査システムが稼働中。1日に1万5000検体の検査が可能という計算だ。稼働率向上に向け、兵庫県と東京都以外の「他県でも調整中」(小平副総括部長)という。

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