フジッコ、今期営業益21%減に下方修正 昆布・豆など競争激化で品目削減など

20220131フジッコ

【神戸経済ニュース】惣菜メーカーで煮豆首位のフジッコ(2908)は31日、2022年3月期の連結営業利益が前期比21%減の34億円になりそうだと発表した。従来予想の38億円から引き下げた。惣菜、豆、昆布の分野の緩やかな市場縮小などを背景にした競争激化を受けて、不採算取引の解消や品目数の削減など経営改革による販売減が影響する。「カスピ海ヨーグルト」などヨーグルト製品やデザート分野の伸びでは補えない見通しだ。

 売上高も前期比14%減の554億円の見通しと、従来予想の560億円から引き下げた。収益認識に関する新会計基準の影響を考慮しても、減収になる見通し。一方で、純利益は18%減の28億円になる見通しを据え置いた。投資有価証券の売却益などが下支えになる見込みだ。期末配当金を前年同期比2円増の23円にする予定も維持した。

 同社はあわせて、経営改革の進捗状況についても発表。「仕入れ先・得意先口座数の半減」「デリカ事業独立」など14項目のうち12項目はほぼ完了とした。今後は「工場運営の改革」「DXの推進」に重点的に取り組む。工場は北海道はヨーグルト、東京は包装惣菜、浜坂はとろろ昆布、境港はデザートの単一品群生産工場にするなどで生産性を上げる。工場運営改革のための投資は25年3月期までの3年間に58億円を投じる。

 同時に発表した21年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%減の22億円。競争激化による販売減など減収が響く。売上高は14%減の425億円、収益認識に関する新会計基準を前年同期に適用したと仮定すれば、減収率は4%程度にとどまるという。営業利益は28%減の26億円だった。

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