神戸市の人口移動、初の転入超過 比較可能14年以降で・総務省の人口移動報告
- 2022/01/31
- 02:10
【神戸経済ニュース】総務省が28日に発表した「住民基本台帳人口移動報告」によると、2021年の神戸市では転出者4万3372人に対し、転入者が4万3446人で、74人の転入超過だったことがわかった。比較可能な外国人を含む2014年以降の同報告で、神戸市は初の転入超過になった。20年との比較では転出者が846人減少、転入者が458人増加した。転出者の減少幅は21大都市(東京23区と政令市20市)で最大だった。
このうち外国人は転出3564人に対し、転入3927人と、363人の転入超過。半面、日本人は転出3万9808人に対し、転入3万9519人と、289人の転出超過だった。ただ日本人の転出超過も、20年の1038人に比べて減少した。男女別では女性が222人の転入超過(前年は383人の転出超過)、男性が148人の転出超過(前年は847人の転出超過)で、転出超過だった男性も転出超過の人数は前年に比べて減少した。
21大都市でみると、転入者、転出者ともに最も多いのは東京23区だった。差し引き1万4848人の転出超過と、東京23区は比較できる14年以降で初の転出超過。転出数が増加傾向にあるなかで、20年から転入数が減少に転じたことが影響した。このほか転出超過だったのは新潟市、静岡市、浜松市、京都市、堺市、岡山市、広島市、北九州市だった。半面、神戸市のほか札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、名古屋市、大阪市、福岡市、熊本市が転入超過だった。
住民基本台帳人口移動報告は、住民基本台帳に記載した市町村に届け出のあった転入者の日本国内の移動について集計した。海外からの転入や、海外への転出は集計していない。災害などの影響を受けて被災地から避難した場合は、避難先の市町村に転入の届出があった人にのみ、移動者として計上している。
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