神戸電鉄の4〜12月期、純利益69%増 乗客数が増加・企画ハイキング10月再開

20220129神戸電鉄

【神戸経済ニュース】神戸電鉄(9046)が28日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比69%増の7億4300万円だったと発表した。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が9月いっぱいで解除され、10月には企画ハイキングを再開。定期外を中心とした鉄道の乗客数が回復したのが寄与した。鉄道など運輸業の増収効果による採算改善が寄与した。

 売上高に当たる営業収益は前年同期比微増の153億円、営業利益は44%増の12億円になった。4〜9月期の輸送人員(定期・定期外の合計)は前年同期比4%増の3703万人、旅客収入は6%増の56億円。事業分野(セグメント)別の営業収益は「運輸業」が5%増の85億円、「不動産業」が6%増の15億円、「流通業」は巣ごもり消費の一巡で15%減の39億円だった。

 収益認識に関する新会計基準を今期から適用したことで、適用しない場合に比べて営業収益は流通業を中心に同社全体で5億400万円押し下げられた。営業利益、純利益への影響は軽微だった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2.7倍の5億円を見込む。4〜12月期で通期予想を上回ったが、例年1〜3月期に修繕費や路線保守など工事関係の費用計上が集中する傾向がある。同社によると今期の収益は想定通りといい、現時点で業績予想の修正は必要ないとしている。

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