新神戸の駅前広場、山と街つなぐ「ハーブガーデン」に 再整備デザイン発表

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図1

【神戸経済ニュース】神戸市は28日、山陽新幹線・新神戸駅の駅前広場の再整備に向けて、基軸になるデザインを発表した。昨年9月に作成した基本方針で示した「公共交通の利便性向上」「周辺エリアへの歩行者動線の改善」「玄関口としてふさわしい空間の創出」を満たすデザインとして、「山と街をつなぐ新神戸ハーブガーデン」を設定(図1)。ハーブの植栽で、六甲の自然と大都市である神戸市街の結節点を表現する。生田川公園の桜並木との相乗効果や、フラワーロードの起点としての役割も示す。(図はいずれもイメージで神戸市提供、今後の設計によって変わる可能性がある=画像をクリックで拡大)

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図2

 基本方針では2層になっている駅の車寄せの役割を再編し、1階に一般の自家用車の乗降場、2階にバス・タクシーの乗降場をそれぞれ集約することなどを決めていた(図2)。2階の車寄せに連なる広場を巡っては、駅舎から南へ伸びる屋外空間の始まりである「シンボル空間①」に神戸を訪れた人を出迎えるゲート型の構造物を配置(図3)。市内の各地に効率的に移動するための案内表示や、「デジタル花時計」などに活用する。

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図3

 新設する駐車場上のデッキを活用した「シンボル空間②」には四季を感じるハーブの植栽を広げる。さらに撮影スポットとして「BE KOBE」のモニュメントなどを設置。夜間も照明などを工夫して、1日を通じて休憩施設や案内施設など神戸を感じられる場所として使えるようにする(図4)。生田川を抜ける海までの眺望も楽しめそうだ。

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図4

 同時に再整備する生田川公園は引き続き「サクラの名所」の役割を維持。そのうえで湧水を利用した浸水広場をリニューアルし、中国風のあずまや「連翼亭」など現在の建築物を生かした親公園にする(図5)。一方で、駅前広場の一部としてイベントの開催やキッチンカーの乗り入れもできるようにする計画だ。

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図5

 多くの歌人を魅了した名瀑(ばく)として知られる布引の滝までは、歩いて10〜15分ほど。新神戸を起点にハイキングや登山を楽しむ人も多いことから、登山の準備スペースも広場内に開設したい考えだ。さらに北野の異人館街、神戸布引ハーブ園、ANAクラウンプラザホテル・商業施設「コトノハコ神戸」、竹中大工道具館といった観光施設とも近く、周辺施設への起点として機能する広場をめざす。

 新神戸駅が開業50周年を迎える今年3月を迎える。22年度は設計作業を進め、23年度に着工。24年度末を目標に再整備の工事を終えたい考えだ。28日の定例記者会見で新神戸駅について発表した久元喜造市長は、「神戸の街が気持ちよく見渡せて、神戸が感じられる空間になることが、来街者のみなさんを気持ちよく迎えるのに大事なこと」と指摘。「(25年の)大阪・関西万博の前にぜひ実現できるようにしたい」と話していた。

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