21年11月の兵庫鉱工業生産、2か月ぶり減少 基調判断「一進一退」に下方修正

20220127鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が27日に発表した2021年11月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比4.1%低下の90.3だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。さらに指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は「一進一退」と、前月まで5か月続いた「横ばい傾向」から下方修正した。基調判断の下方修正としては6か月ぶり。

 主要9業種の生産指数でみると、鉱工業生産指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信工業」が15.5%低下。3番目に大きい「食料品工業」が3.9%低下したほか、ガス暖房給湯器・風呂がまなどを含む「金属製品工業」が15.6%低下、ショベル系掘削機会を含む「生産用機械工業」が15.6%低下、「はん用・業務用機械工業」が9.5%低下と下げ幅の大きさが目立った。「化学工業」「鉄鋼・非鉄金属工業」「輸送機械工業」「よう業・土石製品工業」が上昇したが、補えなかった。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が18日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比7.0%上昇の97.5と、2カ月連続で生産の増加を示した。

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