神戸駅の広場、大屋根で日差しや北風防ぐデザイン 神戸市が設計会社を選定

20220126神戸駅前広場

【神戸経済ニュース】神戸市は26日、JR神戸駅前広場の再整備に向けた設計会社の候補を、神戸芸工大の長浜伸貴教授が代表を務めるE-DESIGN(大阪市中央区)ほか3社で構成するグループに選定したと発表した。格子状に樹木を配置したうえで、広場に帆をかけたような大屋根で、夏の日差しや冬の北風を防ぐことを主軸に据えたデザイン(図=神戸市提供)の提案を評価した。神戸市は今後同グループとともに広場の詳細設計に入り、必要な施設を整備して順次利用を開始。2030年ごろに広場全体の完成をめざす。

 神戸市が選定したグループの代表企業がE-DESIGNで、構成企業は畑友洋建築設計事務所(神戸市中央区)、モビリティデザイン工房(名古屋市東区)、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)の3社だ。神戸市は今後、設計着手に向けて各社との契約を進める。E-DESIGNと畑友洋建築設計事務所の2社では新神戸駅前広場、これにモビリティデザイン工房を加えて3社ではJR灘駅前広場のリニューアルでも設計を受託している。

 神戸市によると「過去の実績などに基づいて設計者を選んだところまでで、詳しい設計はこれから」(建設局駅前魅力創造課)という。昨年10月に神戸市が作成した神戸駅前広場の「再整備基本計画」によると、バスロータリーの縮小や、駐輪場の整備、湊川神社方面への見通し改善などを掲げているが、施設の配置などは今後の設計で決める。広場内に多くあるモニュメントなどの取り扱いも、現時点では決まっていないとしている。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

広告

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ