バンドー、スタートアップとの連携プログラムを初実施 脱炭素などで

20180430バンドー化学

【神戸経済ニュース】伝動ベルト大手のバンドー化学(5195)は24日、新事業・新製品の開発に向けて連携するスタートアップを公募すると発表した。「カーボンニュートラル(脱炭素)」「次世代ロボティクス」「次世代モビリティ」の3分野での新事業に加え、産業向けに製品にとどまらず「より『生活者』に近い目線」の新製品開発で、連携するスタートアップを募集する。(写真は神戸市中央区のバンドー化学本社=資料)

 社内とは異なる発想の技術やアイデアを取り入れることで、新事業や新製品の創出をねらう。1906年(明治39年)の創業以来、企業向けに伝動ベルトやコンベヤベルトなどを販売してきた。一方で最近では2019年に医療機器メーカーを買収し、バンドーが開発した伸縮性ひずみセンサーを活用した医療用計測機の実用化につなげた。さらにスタートアップとの連携で事業領域を拡大する。

 連携するスタートアップは同社の研究開発体制やゴムの加工技術、法人の顧客基盤などを活用することも見込める。応募するスタートアップに業種などの制限は特に設けず、Creww(クルー、東京都渋谷区)が運営する大企業とスタートアップのマッチングサイト「Creww Growth(クルーグロース)」に登録することだけが条件になる。2月28日まで、同サイト上で応募を受け付ける。

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