森谷FDA副社長、神戸〜新潟便を新設「時間短縮の効果大きく需要見込める」

20220118森谷FDA副社長

【神戸経済ニュース】地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)の森谷和生副社長(写真)は18日に神戸市内で記者会見し、3月27日の神戸〜新潟便の新規開設について「関西から新潟までは新幹線を使っても約5時間かかり、時間短縮効果が大きい神戸〜新潟には一定の需要があるだろうと判断した」と話した。神戸空港と新潟を結ぶことで、他社が運航する大阪国際(伊丹)〜新潟便や、関西国際〜新潟便よりも「岡山や徳島からの利便性が高まる」と指摘。「当社としては西のほうを重点的に(乗客を)開拓していきたい」と語った。

 搭乗率65%、年間4万人程度の利用を想定する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、航空需要は低迷した。同社も昨年にかけて大幅に減便したが、現在は通常ダイヤで運航できる程度に需要は回復している。新型コロナの影響は「依然として厳しい」としながらも、「需要が回復してから新たな路線を設定していたのでは間に合わない」(森谷副社長)として、新規の路線開設に踏み切った。

 青森、花巻、松本、高知に続き、今回神戸〜新潟便が加わることで、FDAは神戸と5都市を結ぶことになる。一方で、神戸〜出雲便は引き続き運休。現時点で再開の計画はないという。森谷氏は「神戸〜出雲便は想定よりも需要が厳しかった。コロナだから、というだけではなく、陸路との競争が厳しい」と説明した。

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