日本初の「コンテナ港」振り返る絵本、神戸市の小学校で副教材に 震災の場面も

20220116青山氏と谷川氏

【神戸経済ニュース】神戸市は、鳥瞰図絵師の青山大介氏と画家の谷川夏樹氏が制作した絵本「神戸みなと物語〜コンテナじいさんが見た神戸港」を小学3年生向けの副教材として採用すると発表した。青山氏と谷川氏が神戸市が小学生向けに配布するための版権を寄付。神戸市が簡易装丁の絵本に仕立てた副教材版を、神戸市立の小学校で4月に3年生になる1万3700人に配布する。

 日本で初めてコンテナ荷役を実施した神戸港が、世界でも有数のコンテナ港として飛躍した歴史を振り返る。1995年に発生した阪神淡路大震災では大きな打撃を受けたことを描いたうえで、復興して引き続き日本を代表するコンテナ港として歩んでいることも紹介。地域社会について学ぶ小学3年生の社会科で、神戸港について理解を深めるための手がかりとして絵本を活用する。

 青山氏と谷川氏は神戸港についての絵本を制作する活動「神戸みなと物語アクト」を展開。取り組みの一環として神戸海洋博物館の企画展「栄光の摩耶ふ頭」(20年)や、「アジアのマザーポートへ」(21年)に携わった経緯もあった。13日に記者会見した青山氏(写真右)は、普段は港に関わらない住民にも「実は神戸港ってすごいんだよ、というの知ってほしくて活動している」と話す。

 猪名川町出身の谷川氏(写真左)は「港に来るだけでワクワクしたり、ロマンを感じたりという、そういう魅力を絵を通じて多くの人に知ってもらいたいと思って描いている」と語った。航空輸送が発達するなかでも、重量ベースでは現在も日本の輸出入の99.7%を海上貨物で占める。さまざまな貨物が行き交う「世界への窓口」としての面白さは、小学生に神戸港への関心を高めるきっかけになるかもしれない。

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