MORESCOの3〜11月期、税引き益5.7倍 自動車生産2年前とほぼ同水準

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【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)が発表した2021年3〜11月期の連結決算は、純利益が前年同期比5.7倍の17億円だった。前年同期に比べて国内外で自動車生産が回復し、自動車生産で使う特殊潤滑油や合成潤滑油の需要が回復したのが収益をけん引した。特別利益に計上した賃貸用不動産の売却益も寄与した。

 売上高は14%増の204億円、営業利益は13億円になった。原材料高に加えて、半導体不足を受けた自動車生産の減速、中国での電力不足などが逆風になった。ただ自動車生産は新型コロナウイルスの感染拡大前である2年前とほぼ同水準で推移。同社製品の需要も堅調とあって販売数量増による増収で、足元の原材料高などを吸収した。

 22年2月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比3.2倍の16億円を見込む。21年11月までに17億円の純利益を計上しているが、足元では新型コロナウイルスの新たな変位株「オミクロン型」の経済活動への影響が現時点では見極めにくいとして、業績予想の修正を見送った。

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