FDAの神戸発着便、年末年始の利用率75.4% 旅客数は前年の3.6倍に増加

20210126神戸FDA機

【神戸経済ニュース】地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)は5日、2021年12月25日〜22年1月4日の年末年始に神戸発着便の利用率(提供座席数に対する旅客数の割合)は75.4%だったと発表した。前年度の年末年始期間(34.7%)に比べて大幅に上昇した。新型コロナウイルスの影響で前年は減便していたこともあり、旅客数は約3.6倍と大幅に増えた。(写真は神戸空港に到着したFDA機=資料)

 FDAは神戸空港発着の定期便を、松本との間で2往復、青森、高知、福岡との間で各1往復の合計5往復(10便)を運航している。これらの航空便で年末年始の期間中に8412席を販売し、このうち6339席が埋まった。5132席を提供して1779席が埋まった昨年に比べ、乗客数も利用率も格段に改善した。新型コロナの感染拡大が一服したのを受けて、年末年始の移動需要が回復したのが寄与した。

 路線別の利用率は松本便が75.5%だったほか、青森便が69.6%、花巻便が81.5%、高知便が74.3%だった。日ごとの集計でみると、神戸からの出発便で利用率が最も上昇したのは12月29日で94.9%、神戸への到着便で最も上昇したのは1月3日で94.8%だった。発着便合計で最も上昇した日は12月29日で89.4%になった。

 神戸空港に定期便が就航する航空会社では、1日に24往復が発着するスカイマークが5日、同期間の利用率が77.5%だったと発表した。同社全体で31万2051席を提供し、旅客数は24万1964人だった。前年同期の利用率46.9%から大幅に改善した。期間中は減便せず、通常ダイヤで運航した。神戸空港の発着便についてまとめた利用率の内訳は公表しなかった。

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