11月の兵庫県有効求人倍率、4カ月連続低下 雇用情勢「厳しい状況」判断継続

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が28日に発表した11月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の0.89倍と4カ月連続で低下した。兵庫労働局は足元の雇用情勢について、「求職が求人を上回っており、厳しい状況にある」との情勢判断を継続した。加えて「新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」との指摘も維持した。

 有効求人数は前月比0.4%減の7万8332件と3カ月連続で減少した。有効求職者数は同1.2%増の8万8270件と5カ月連続で増加した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.67倍。前月比0.15ポイント低下と、2カ月連続で前の月に比べ悪化した。新規求人数は7.5%減の2万8102件と2カ月連続で減少した。就業地別の有効求人倍率は横ばいの1.00倍だった。

 原数値でみると新規求人数は前年同月比2.1%増と、2カ月連続で増加した。業種別では、製造業が37.3%増、サービス業(他に分類されないもの)が17.8%増、医療・福祉が5.4%増などだった。半面、宿泊業・飲食サービス業が44.4%減と減少が目立った。兵庫労働局によると「10月に県外へ移転した全国チェーンの飲食店を運営するグループ企業からの求人の影響を除いた場合『宿泊業・飲食サービス業』の新規求人数は前年同月比で増加」としている。

 兵庫県の有効求人倍率(0.89倍)は2014年8月以来の低水準。ただ兵庫労働局は、原数値での新規求人数が増加しているほか、就業地別の有効求人倍率が1.00倍近辺を維持していることなどから、雇用情勢が一方的に悪化しているとはみていない。このため情勢判断も前月から据え置いた。

 全国統計では、厚生労働省が発表した同じ月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から横ばいの1.15倍だった。

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