神戸製鋼、銅管子会社2社を売却 三菱商系の投資会社に・特損約70億円計上へ
- 2021/12/24
- 17:49
【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は24日、子会社のコベルコマテリアル銅管(東京都新宿区)と神鋼メタルプロダクツ(北九州市門司区)を三菱商事(8058)系の投資会社である丸の内キャピタル(東京都千代田区)に売却すると発表した。両社とも幅広い用途の銅管や銅合金管を製造する。売却額は未定としているが、3月31日付での売却が決まった。
銅管事業などの今後の成長には、両社とも丸の内キャピタルの傘下に入るのが適切と判断した。神戸製鋼は両社への出資をすべて引き上げ、持ち株数はゼロになる。コベルコマテリアル銅管に共同出資している三菱マテリアル(5711)も、同社の持ち分をすべて丸の内キャピタルに売却する予定だ。
コベルコマテリアル銅管を巡っては、日本産業パートナーズがファンドを通じて同社を買収し、古川電気工業グループの銅管・銅板事業と統合する計画が20年12月に中止になった経緯があった。
コベルコマテリアル銅管の売却に伴い、約70億円の特別損失が発生する見込みだ。特別損失の約70億円は、21年3月期の業績予想に織り込んでおらず、必要であれば業績予想を修正する。現時点では業績予想を修正していない。
コベルコマテリアル銅管を巡っては、日本産業パートナーズがファンドを通じて同社を買収し、古川電気工業グループの銅管・銅板事業と統合する計画が20年12月に中止になった経緯があった。
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