神栄が急伸、ストップ高 メディパルとの資本業務提携を好感

20191231神戸株ワッペン

終値 963円 +150円(+18.45%)

【神戸経済ニュース】22日の東京株式市場では神栄(3004)が急伸。買い気配で始まった後、前場中ごろに制限値幅の上限(ストップ高)である前日比150円高の963円で売買が成立した。後場の取引時間中は買い一辺倒で値をつけず、大引けに再びストップ高水準で売買が成立。同水準には85万800株(指し値4万5300株、成り行き80万5500株)の買い注文が残った。前日大引け後に、医薬品卸最大手のメディパルホールディングス(7459)と資本業務提携すると発表したのが好感された。

 温度管理の適正化が求められる医薬品の流通高度化に加え、冷凍食品の販売などで協力する。新型コロナウイルスのワクチン輸送に採用されて神栄株を押し上げた経緯のある、温度を自動で計測・記録する「温度ロガー」を幅広く活用するだけに、株高の連想が働きやすいという。加えてメディパルへの第三者割当増資で研究開発費用の1億7000万円も調達も決まった。市場関係者の間では「財務面での安定と業容拡大で、収益拡大につながるとの期待が膨らみやすい」といった声も聞かれた。

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