神栄、メディパルと資本業務提携 第三者割当で1億7000万円調達・薬物流などで

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【神戸経済ニュース】商社の神栄(3004)は21日、医薬品卸最大手のメディパルホールディングス(7459)と資本業務提携すると発表した。両社は同日付で業務提携契約を結んだ。温度管理の適正化が求められる医薬品の流通高度化に加え、冷凍食品の販売などで協力する。新たなセンサーや試験機に関する研究開発費およそ1億7000万円の調達を目的に、神栄はメディパルに対し第三者割当増資を実施。メディパルは神栄株の5.14%を保有する第3位株主になる。

 神栄子会社の電子部品メーカーである神栄テクノロジーは、新型コロナウイルスのワクチン輸送に採用された温度を自動で計測・記録する「温度ロガー」(写真=資料)を開発。同製品は食品でのコールドチェーン(低温物流)の普及、医薬品の流通適正基準(GDP)の日本版など、温度管理が厳格化する中で幅広く利用するのを念頭に開発した経緯があった。神栄グループが持つ低温流通を支援する製品や技術と、メディパルがグループで持つ医薬品の物流網には相乗効果があると判断した。加えて冷凍食品の分野でも商品供給などで互いに協力できる見通しだ。

 神栄はメディパルに対し第三者割当方式で、1株819円で20万8500株を割り当てる。調達する1億7076万円から発行諸費用の550万円を差し引いた約1億6500万円を、電子関連での新たなセンサーや試験機、新サービスなどの研究開発にすべて投入する。

 これまで神栄とメディパルの間に資本関係はなく、今回の第三者割当増資でメディパルは神栄株の5.14%を取得する。メディパルは、日本マスタートラスト信託銀行(保有比率6.45%)、あいおいニッセイ同和損害保険(同5.97%)に続く神栄の大株主になる。第三者割当増資によって同社の発行済み株式数は5.27%増加する。第三者割当増資の払込日は2022年1月6日。

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