TOAが急反発、値上がり率3位 前週末に大幅安の反動で

20191231神戸株ワッペン

終値 782円 +38円(+5.11%)

【神戸経済ニュース】20日の東京株式市場では音響放送機器のTOA(6809)が急反発。一時は前日比67円高の811円まで上昇した。終値でも東証1部の値上がり率ランキングで3位。前週末17日に、特に新たな売り材料がないなかで需給が悪化して下げがきつかった反動で、買い直す動きが広がったようだ。直近では12月1日に722円まで下落した局面もあり、下値を拾う動きは活発になっていた。

 2022年3月期は3期ぶりに増収の見通し。今期の連結純利益は前期比7%増の17億円になる見通し。半導体不足の影響は受けるとしても、今期の増益予想は下値を拾う理由になるとの指摘は多い。加えて株価純資産倍率(PBR)は0.5倍で、解散価値から見ても割安感があるとの見方が、同社株の下支えになっているとの指摘も出ていた。

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