オーストリア大使館、神戸で新興6社の事業説明会 「グリーンテック」で
- 2021/12/10
- 06:14
【神戸経済ニュース】駐日オーストリア大使館の商務部は9日、神戸市内の共有(シェア)オフィスで同国のスタートアップ6社の事業説明会を開催した。6社はいずれも環境に寄与する技術「グリーンテック」を持つ新興企業だ。各社は日本進出に向けて、日本の企業や自治体に向け、協業や投資を呼びかけた。事業説明会は神戸とオーストリアの各社をそれぞれネットで結んで開催した(写真)。
事業説明会は各社のプレゼンテーションの動画を、日本語の字幕を付けて会場のスクリーンに投影した後、オーストリアの各社代表と通訳付きで質疑応答する形式。神戸の会場からは、各社の事業内容に関する質問に加えて、「なぜ日本市場に興味を持ったのか」「特に神戸に貢献できる可能性はあるか」といった質問もあった。企業の担当者など30人ほどが集まり、オーストリアのスタートアップに熱しいんに話を聞いた。
参加したスタートアップは、電気自動車のバッテリー状態をテストする「Aviloo」、アプリと連動させてポイントが貯まるエコバッグの「bgood」、陸上プランドで魚を養殖する「Blue Planet Ecosystems」、建設現場で利用できるロボットの「Printstones」、工業用排水を現場で処理して再利用できるようにする「Reprotex」、低炭素素材の品質証明書をデジタル化した「S1 Seven」の6社だ。各社の字幕付き説明はネットでも公開した。
オーストリア大使館が神戸でスタートアップの説明会を開くのは初めてだ。共同で主催した神戸市の久元喜造市長も出席し、冒頭には英語であいさつ。「神戸進出を機に世界に羽ばたいてほしい」「神戸は人間中心の新たな技術を推進する」などと語った。オーストリア大使館省商務部のアーノルド・アカラー副商務参事官もあいさつし、東京からだと「アクセスが限られる関西でイベントが開催できたのはありがたい」などと話した。
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