JR西日本の新通勤特急「必ず座れる」「快適」 記者会見の主なやりとり

 JR西日本が2019年春から姫路〜大阪間で新たに運転を開始する通勤特急「らくラクはりま」は、JR神戸線では初の通勤特急。同区間に新たな特急を新設するのは「スーパーはくと」「はくと」の運転を開始した1994年春以来25年ぶりになる。料金は既存の特急列車と同じで、乗車券として定期券も使え、チケットレスサービスの利用で割引がある。神戸市内の駅では三ノ宮と神戸に停車する。(関連記事=JR西日本、神戸線に通勤特急「...

平成といえば…30作品に神戸ルミナリエ「入選」 作るおもちゃ展覧会、東京で

 セガサミーホールディングス傘下のセガトイズは30日から、おもちゃで手作りした平成のシンボルを展示する展覧会「ありがとう平成! おもちゃで作るハンドメイド作品展」を東京都渋谷区のギャラリーで開催している。手作り作品の販売サイト「Creema(クリーマ)」のクリエイターが製作し、100作品ほどの中から選ばれた約30作品を展示。平成の印象的なできごととしての震災・災害からの復興を示す「神戸ルミナリエ」を表現した作...

政投銀、トーホーに食品卸で初の「健康経営格付け」融資 中期計画など評価

 政府が全額出資する日本政策投資銀行は30日、トーホーに対して「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施したと発表した。従業員の健康管理を経営課題とらえ、取り組み方によって融資の条件が変化する制度。トーホーは「従業員の健康配慮への取り組みが優れている」との格付けを取得した。政投銀もトーホーも、融資額や融資条件などは明らかにしていない。 トーホーが2020年を最終年度とする中期経営計画...

シスメックス株が急反発 最近の下げ銘柄に見直し買い、ワールドも高い

 30日の東京株式市場ではシスメックス(6869)が急反発した。終値は前日比379円(6.68%)高の6049円と、東証1部の値上がり率ランキングで14位になった。一時は6105円まで上昇した。日経平均株価が6日続伸するなど相場全体が戻りを試すなかで、最近の下げ銘柄に見直し買いが入った。同社株は6月25日に付けた年初来高値(1万1110円)から前日終値(5670円)まで半値近くに下落していたため、値ごろ感が意識されやすかったもよ...

JR西日本、神戸線に通勤特急「らくラクはりま」を来春新設 朝夕に1往復運転

 JR西日本は30日、JR神戸線の姫路駅と大阪駅を約1時間で結ぶ通勤客向けの特急「らくラクはりま」を2019年春に新設すると発表した。通勤特急の車内でゆっくりと飲み物を楽しんだり、読書や資格取得に向けた勉強などができるような快適な空間を提供する。 新設する特急は6両編成で平日のみ、1日に1往復を運転する計画だ。朝の通勤時間帯に姫路から大阪に向けて1本、夕方の通勤時間帯に大阪から姫路に向けて1本を運転。停...

住友ゴム、「原材料統括室」を新設 世界の工場向けに最適調達めざす

 住友ゴム工業は30日、本社の購買部に「原材料統括室」を2019年1月1日付で新設すると発表した。各工場で必要な天然ゴムや石油系原料など多様な原材料を、グループ全体の状況に応じて適切に調達できるようにする。国内に6カ所の工場、海外に製造会社16社と世界各地に広がった生産拠点に対し、安価であるとともに安定的に原材料を供給する必要性が高まってきたことに対応する。 海外の工場が増加するのに伴い、グループで「最適...

9月の兵庫県一致指数、2カ月ぶりに悪化 基調判断「足踏み」に変更

 兵庫県が30日に発表した9月の景気動向指数(兵庫CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比5.5ポイント低下の111.5と、2カ月ぶりに悪化した。輸入通関実績や実質百貨店販売額の減少、鉱工業生産指数の低下などが影響した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を、3カ月ぶりに「足踏み」とし、前月までの「横ばい局面(下方への局面変化)」から変更した。 数カ月先の景気を示す先行指...

兵庫県10月の有効求人倍率が3年半ぶり前月比低下 1.48倍「着実に改善」維持

 兵庫労働局が30日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.48倍だった。有効求人倍率が前月を下回ったのは2015年4月以来3年半ぶり。有効求職者数が前月比1.6%増と伸びが大きく、有効求人数の伸び(0.8%増)を上回った。 兵庫労働局は有効求人倍率の低下について、9月下旬の台風で交通機関が混乱した影響などから、「いったんハローワークへの来所を見送った求職者が、改めて10月に来所するケ...

エアバスヘリ、神戸空港の格納庫を増築 中型ヘリを最大40機を格納

 欧州の航空機大手エアバス傘下のエアバス・ヘリコプターズ・ジャパン(東京都港区)は29日、神戸空港事業所(神戸市中央区)で格納庫を増築すると発表した。国内唯一で、アジア地域の点検・修理拠点である神戸空港事業所では現在、最大25機の中型ヘリコプターを格納できる格納庫がある。これを増床して40機まで格納できるようにする。2019年6月に着工し、11月に完成する計画だ。 ヘリコプターの需要拡大に対応し、アフターサー...

兵庫県、県庁舎の配置で2案提示して議論 元町山手の構想検討委

 兵庫県は29日午後、本庁舎の建て替えをきっかけとした周辺の再開発について基本構想・基本計画を検討する委員会「元町山手再整備基本構想・基本計画検討委員会」の第2回会合を開催した。委員会では本庁舎の老朽化への対応は、現庁舎の耐震補強などに比べ、現在の立地で本庁舎を建て替えることが合理的であることを改めて確認。兵庫県の事務局からは主要施設の配置について2種類の案を提示して議論した。 兵庫県が提示したのは...

カルナバイオ、「キナーゼ阻害剤」作用の試験サービス 生体内に近い条件で試験

 カルナバイオサイエンスは29日、キナーゼと呼ばれる酵素の働きを阻害することで病気の進行などを抑える分子標的薬(キナーゼ阻害剤)について、細胞内での作用を試験・評価するサービスを始めると発表した。米プロメガ(ウィスコンシン州)の技術を活用。薬剤が標的にする種類のキナーゼに対してどう作用するのか、生体内に近い条件で試験する。 化合物がキナーゼに対して結合する強さを測定するのと同時に、最近注目されている...

神戸のハラール対応15店舗を紹介 「ムスリムフレンドリーマップ」神戸版

 イスラム教徒(ムスリム)向けに日本の食などに関する情報を発信するフードダイバーシティ(東京都台東区、守護彰浩代表)は29日、イスラム教のルールに反しない食事(ハラールフード)を提供する店舗や礼拝施設を紹介する「ムスリムフレンドリーマップ」の神戸版を発行したと発表した。神戸版では15店舗と礼拝場2カ所に加えて、神戸とイスラム教が持つ歴史などを紹介した。 近年ではインドネシアやマレーシアなど東南アジアや...

トリドール 、シンガポールの日本式カレーを買収 25年には20店舗に

 国内外でうどん店「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスは29日、シンガポールで日本風カレー店「モンスターカレー」を展開するMCグループを近く買収する。日本食人気の高まりを背景に、カレーはすしやラーメンなどに続く日本食として知名度を得ているという。モンスターカレーはシンガポール国内で12店舗を展開しており、まずは2025年までに20店舗に出展数を増やす。 出資額は非公表。出資比率も過半数としながら...

(動画)三宮再開発 花時計の移転セレモニー、久元神戸市長「一抹のさびしさ」

 神戸市は29日午前、神戸市庁舎3号館の建て替えに関連して現在の場所から撤去する「こうべ花時計」の移転セレモニーを開催した。神戸市の久元喜造市長があいさつし、1957年の設置以来ずっと同じ場所にあった花時計の移設に「一抹のさびしさを覚える」としながらも、「街は成長していかなければなりません」と話して理解を求めた。 神戸市議会の北山順一議長はあいさつで、花時計を設置した時期を「高校生のころだった」と振り返...

アシックス、デジタル空間でのウエア設計技術を開発 シーグラフアジアで発表会

 アシックスは28日、イマジカグループ傘下でCG(コンピューターグラフィックス)作品を制作するオー・エル・エム・デジタル(OLMD、東京都世田谷区)と共同で、デジタル空間でのウエア設計技術を開発したと発表した。コンピューター上に作成した人体モデル(図=アシックス提供)に、仮想のウエアを着せることで、ウエアのシワや着心地などをシミュレーションできる。実際の試作を最小限に抑えられるようになる見通しだ。 ...

トゥーストゥース本店が新装オープン 「女の子の部屋」イメージ・12月1日

 関西や首都圏で飲食店などを展開するポトマック(神戸市中央区)は28日、洋菓子ブランド「パティスリートゥーストゥース」の本店を12月1日に新装オープンすると発表した。雑誌や広告などで幅広く活躍するスタイリストの相沢樹さんが監修し、「チャーミングな女の子のお部屋」をイメージしたカラフルでかわいくて上品な空間をめざした。 定番の焼き菓子など持ち帰りできる洋菓子類に加え、2階サロンのメニューを充実させた。「...

「有馬きらり」が来年4月1日オープン 有馬ビューホテルうららが全面改装

 阪急阪神ホールディングス傘下の有馬ビューホテル(神戸市北区)は、耐震工事のために5月から休館している宿泊施設「有馬ビューホテルうらら」を、全面改装して2019年4月1日にオープンさせると発表した。施設名は「有馬きらり」に改める。ロビーや客室のデザインをゼロから見直し、大浴場も一新する。有馬の中でも「きらり」と輝くホテルをめざす。(図は外観イメージ=阪急阪神ホテルズ提供) 温浴施設「有馬ヘルスセンター...

シスメックス株が2年9カ月ぶり安値 証券会社が目標株価を相次ぎ下げ

 28日の東京株式市場ではシスメックス(6869)が大幅安。終値は前日比284円(4.71%安)の5750円だった。一時は5746円まで下落し、連日で年初来安値を更新。2016年2月以来2年9カ月ぶりの安値に沈んだ。6月25日に付けた高値(1万1110円)からの値下がり率は48%になっている。証券会社による目標株価の引き下げが相次いだと伝わり、下げが加速した。 みずほ証券はシスメックス株の投資判断を「買い」で維持したまま、目標株...

井戸兵庫知事「万博サテライト会場を検討」 神戸空港国際化「避けられない課題」

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は28日の定例記者会見で、2025年に大阪市此花区の人工島「夢洲」で開催することが決まった国際博覧会(万博)について、「準備をしっかり、われわれも協力して進めていくということが第一」と述べ、開催に向けて積極的に支援する意向を改めて示した。テーマが“いのち輝く未来社会のデザイン”とあって神戸医療産業都市を展開する「神戸でもサテライト(会場)を作っていた...

神戸電鉄、湊川〜有馬温泉の開業90周年 グッズ販売会がにぎわう

 神戸電鉄は28日、湊川〜有馬温泉間が開業して90周年を迎えた。これを記念した鉄道グッズなどの販売会を同日に鈴蘭台駅で開催し、多くの沿線住民や鉄道ファンでにぎわった(写真)。午前11時の販売開始を控えて長い列ができた。同社のキャラクター「しんちゃん」のぬいぐるみは50個を用意したが、販売開始前に並んだ人だけで売り切れる人気ぶりだった。 今回の販売会での記念グッズは、年表と路線図を印刷した台紙付きの入場券セ...

西和彦氏「なんでもアリが戦後の高成長につながった」 神戸商工会議所で講演

 東京大学大学院工学研究科の西和彦IoTメディアラボラトリーディレクター(須磨学園学園長、写真)は27日に神戸商工会議所で講演し、第2次大戦後の日本の高成長は「敗戦国日本の社会の空気が、制限を加えていなかった」と指摘。「なんでもアリ」という空気が個人の可能性を最大限に発揮することにつながり、さまざまな事業を成長させたとの見方を示した。一方で「今の日本は何でも『ダメ』といわれる」ことで、可能性を萎縮さ...

「神戸ビーフだけではありません」 久元神戸市長、自ら訪日客誘致に売り込み

 神戸市の久元喜造市長は27日夜、日本政府観光局(JNTO)が神戸市内のホテルで開いた「東南アジアトラベルマート」の意見交換会(夕食会)であいさつし、「神戸といえば神戸ビーフを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、それでけではありません」と述べ、神戸ならではの豊かな食文化を紹介。東南アジアから来日した旅行会社の担当者らに、自ら神戸を売り込んだ。(写真) 久元氏は、神戸が150年前の開港以来、国際港湾都...

湊川協同組合ビルの再開発、事業協力者に和田興産 22年4月に開業予定

 「ミナイチ」の通称で知られる商業施設運営の湊川協同組合(神戸市兵庫区)と、神戸市が共同で保有する「湊川協同組合ビル」(同)の再開発で、事業協力者に和田興産が決まった。神戸市が、このほど発表した。和田興産は今後、神戸市と協議しながら再開発を進める。22年4月の開業を予定する。 現在の同ビルは1970年に完成。地下2階、地上10階建てで、下層階が商業施設、上層階が市営住宅になっている。建て替えを機に市営住宅...

楽天カードに「ヴィッセル神戸」「イニエスタ」デザイン ノエスタで発表会

 楽天傘下の楽天カードは27日、同じく楽天傘下でサッカーJ1ヴィッセル神戸のエンブレム(紋章)をデザインした「楽天カード(ヴィッセル神戸デザイン)」(上の写真=楽天カード提供)と、主力選手で元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手(下の写真左=同)をプリントした「楽天カード(イニエスタデザイン)」を発行すると発表した。30日から申し込み・発行を開始する。ヴィッセル神戸のファンに加え、幅広いファン層を...

神戸市のアジア物流フォーラムが閉幕 マレーシア・クラン港の運営会社と覚書

 神戸港への集荷をめざすアジア物流フォーラムが27日、閉幕した。2日目(最終日)の同日は、米コンサル大手マッキンゼーのコンサルタントら3人が「激動期における港湾エコシステムの変革機会」について講演(写真)、続いてダニエル・ラッセル米元国務次官補が「2019年の世界経済の動向」について講演した。前日に続いて約300人の参加者が会場を埋めた。 マッキンゼーの村上友太氏は、海運大手の統合が進む中で、事業上は川上...

ラッセル米元国務次官補「早ければ春に米朝衝突も」 19年に4つの地政学リスク

 ダニエル・ラッセル米元国務次官補(東アジア・太平洋担当=写真)は27日に神戸市内で講演し、2019年の世界情勢について「4つの地政学リスクが考えられる」と指摘。このうち、米朝関係については「早ければ春にも衝突がありうる」との見通しを示した。米朝関係以外では、国際テロリズム、中東問題、米中貿易摩擦を19年の主要な地政学リスクとして挙げた。 北朝鮮問題についてラッセル氏は「2019年に危機がないとみるのは難しい...

訪日客誘致、東南アジア向け「商談会」を神戸で初開催 政府観光局が主催

 日本政府観光局(JNTO)は27日、東南アジア7カ国の旅行会社などに、日本の観光地や観光施設を売り込む商談会「東南アジアトラベルマート」を神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催した。JNTOが主催して2013年から国内各地などで年1回開催しており、神戸では初の開催。前年の大阪に続き、関西国際空港を通じて東南アジアからアクセスしやすい近畿地方での開催になった。 東南アジアからは、インド、インドネシア、マレ...

「米中貿易摩擦の影響は」「インドのインフラ整備は」 中印の物流事情を解説

 国内外の港湾関係者などが参加する「アジア物流フォーラム」では26日午後、中国とインドの物流関係者が講演し、それぞれの国内事情について解説した。中国では海運や鉄道の活用で、トラック輸送への依存度を下げる取り組みについて紹介。インドでは課題である道路網などのインフラ整備の進捗などについて説明した。参加者らは熱心にメモをとるなどして聞き入った。 中国の物流事情について講演した順豊エクスプレス(広東省深セ...

三宮再開発 税関前交差点の歩道橋、設計競技のプレゼンを公開 12月15日

 神戸市は26日、新たにかけ替える税関前交差点(神戸市中央区)の歩道橋の設計競技(コンペ)で、2次(最終)審査に向けたプレゼンテーションを公開すると発表した。プレゼンテーションは1次審査を通過した5者が12月15日に実施。先着60人の観覧者を募集する。観覧者が審査に参加できるわけではないが、公開することで都心三宮と新港地区の結節点として同歩道橋に関心が高まっていることに応える。(写真は現在の税関前交差点と...

神戸空港、10月の旅客数が2%増の27万人 10月としては最高

 空港運営会社の関西エアポートが26日発表した10月の神戸空港旅客数は前年同月比2%増の27万4995人と、昨年10月に続いて連続で10月としての最高を更新した。8月には月間の旅客数が30万人を超えて月間での過去最高を記録するなど、好調な利用状況が続いた。 旅客数を路線別に見ると、主力の羽田便が前年比5.3%増の約9万6000人と目立って伸びた。増便で提供座席数が約11%増え、さらに座席が埋まった比率を示す利用率が86.2%...

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