井戸兵庫知事、県庁舎建て替えの意向表明 元町駅から諏訪山公園にかけ再開発も

 兵庫県の井戸敏三知事(上の写真=兵庫県が配信した動画より)は31日に開催した定例記者会見で、神戸市中央区にある兵庫県の本庁舎1号館(下の写真左)や同2号館(同右)に加え、隣接する兵庫県民会館などを建て替える意向を表明した。1号館は完成から52年が経過するなど、各庁舎とも老朽化で耐震性能が低下しているため。井戸氏は2025年度にも新庁舎を完成させるという。費用は総額で600億円程度になると見込む。さらに元町...

GセブンHDの4〜6月期、純利益4%増 神鋼環境は最終赤字も計画通り

 G-7ホールディングスが31日に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比4%増の5億9100万円だった。同社は業務用スーパーと、カー用品販売「オートバックス」の店舗を展開する。4〜6月期は「利益重視の生産性向上を図り、収益力の拡大に取り組」(決算短信)んだとしている。売上高は3%増の291億円、営業利益は8%増の9億2600万円だった。 19年3月期の連結業績予想は、従来予想を据え置いた。純利...

神戸電鉄の4〜6月期、純利益27%増 神戸市北区の土地販売が寄与

 神戸電鉄が31日に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%増の8億2400万円だった。不動産業で、神戸市北区にあった販売用のまとまった土地を売却したのが寄与した。主力の運輸業では「鉄道開業90周年事業」を展開する一方で、コスト削減も進めた。 売上高に相当する営業収益は5%増の61億円、営業利益は3%増の9億1700万円だった。食品スーパーは苦戦が続いたが、不動産の増収増益で補った。食品スー...

トーカロ、今期純利益22%増の見通しに上方修正 半導体・FPD向け好調

 トーカロは31日、2019年3月期の連結純利益が前期比22%増の59億円になりそうだと発表した。従来予想の54億円から上方修正し、増益幅を拡大。従来予想よりも高い水準で最高益を更新する。半導体やフラットディスプレーパネル(FDP)分野向けを中心に、溶射加工の売上高が従来の想定を上回るペースで推移しているという。 売上高は20%増の410億円、営業利益は22%増の87億円を見込む。従来予想は390億円、79億円だった。溶射...

フジッコが急落 4〜6月期の減益に失望売りか

 31日の東京株式市場ではフジッコ(2908)が急落した。終値は前日比278円(10.21%)安の2445円だった。一時は2428円と、4月25日以来ほぼ3カ月ぶりの安値水準まで下落した。前日発表した2018年4〜6月期の連結決算は純利益が6%減の8億1200万円と、減益になったことで失望感から売りが膨らんだもよう。 19年3月期の通期予想は据え置いたが、収益の下振れが意識されたもよう。純利益は4〜9月期予想(18億5000万円)に対す...

神栄の4〜6月期、最終赤字3400万円 繊維関連の低採算取引を縮小で減収

 神栄が31日に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、最終損益が3400万円の赤字(前年同期は8200万円の黒字)になった。低採算の取引を縮小する事業構造改革に取り組んだことで、繊維関連の売上高が大幅に減少したことなどが響いた。営業利益は前年同期比93%減の1800億円だった。 売上高は5%減の103億円。事業分野別の売上高は、繊維関連が41.5%減の13億8100万円、食品関連が11.2%増の71億1100万円、建設資材や機械機器な...

明治海の4〜6月期、純利益2.7倍 為替差益が利益押し上げ

 明治海運が31日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.7倍の4億6200万円だった。前期に完成し、取得した船舶の稼働増などで増収だったうえ、前年同期に計上した為替差損がなくなり、3億7100万円の為替差益を計上したのが寄与した。 売上高は5%増の101億円、営業利益は6%増の11億円だった。部門別の売上高は、主力の外航海運業部門が7%増の70億円、宿泊が好調だったホテル関連事業部門が1%増の28...

川重の4〜6月期、純利益22%減 船舶など改善も税金費用の増加で

 川崎重工業が31日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の25億円だった。全体として増収だったうえ、船舶海洋やエネルギー・環境プラントの収支が改善したが、税金費用の増加が重荷になった。持ち分法による投資利益の減少が影響したことで、税負担率が上昇したという。 売上高は3%増の3437億円、営業利益は45%増の71億円になった。前年同期に赤字だった船舶海洋は、構造改革を進める中でコストを...

5月の兵庫県一致指数、3カ月連続で悪化 基調判断は「足踏み」に前進

 兵庫県が31日に発表した5月の景気動向指数(兵庫CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.7ポイント低下の114.9と、3カ月連続で悪化した。実質百貨店販売額や着工建築物床面積の減少、鉱工業生産指数の低下などが響いた。一方で、一致指数の底堅い動きから、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「足踏みを示している」と、前月までの見方(横ばい局面、下方への局面変化)から引き上げ、景...

さくらKCSの4〜6月期、最終赤字1億7000万円 販管費減で赤字幅縮小

 さくらKCSが30日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、最終損益が1億7000万円の赤字(前年同期は2億2400万円の赤字)だった。筆頭株主でもある三井住友銀行やグループ会社向けの売上高が減少したことなどで減収になったが、人件費の減少などで販管費も減少。赤字幅は前年同期に比べて縮小した。 売上高は4%減の39億円、営業損益は2億6500万円の赤字(前年同期は3億3900万円の赤字)だった。三井住友銀グループを含む...

フジッコの4〜6月期、純利益6%減 豆製品の販売伸びず

 フジッコが30日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比6%減の8億1200万円だった。豆製品の販売が伸びず同社全体の増収幅が小幅にとどまる一方、減価償却費と製造人件費の増加で売上原価率が悪化した。販管費は前年同期に比べ減少したが、補えなかった。営業利益7%減の10億円だった。 売上高は1%増の153億円になった。分野別の売上高は、総菜製品が4%増の49億円、昆布製品が1%増の41億円、豆製品...

川重、米通勤電車の追加製造と点検修理工事を受注 総額約266億円

 川崎重工業は30日、米現地法人を通じてニューヨーク・ニュージャージー港湾局トランスハドソン公社(PATH)から、2009年から12年にかけて納入した通勤電車「PA-5」型(写真=川重提供)の72両を追加製造するのに加え、現在運行している同型車350両のオーバーホール(分解点検修理)工事を受注したと発表した。受注総額は約2億4000万ドル(約266億円)になる。 追加する72両は米国のリンカーン工場(ネブラスカ州)とヨ...

フェイスブック長谷川社長、自治体と初の協定「やりたいことが擦り合っている」

 米SNS大手フェイスブックの日本法人であるフェイスブックジャパン(東京都港区)の長谷川晋社長(写真右)は、30日に神戸市と開いた共同記者会見で、自治体としては国内で初めて神戸市と連携協定を結んだことについて「やりたいことが擦(す)り合っている」と述べ、同市と姿勢を共有していることを強調した。地域に合ったサービスのあり方を模索するうえで、これまで長谷川氏は日本各地を訪問。そうした中でSNSのインスタ...

フェイスブックと神戸市、地域経済など活性化で事業連携協定 SNSを積極活用

 SNS大手である米フェイスブックの日本法人フェイスブックジャパン(東京都港区)と神戸市は30日、フェイスブックや同じくSNSのインスタグラムを活用して、地域経済や地域コミュニティを活性化する事業連携協定を結ぶと発表した。神戸市が地域振興に関する情報発信を効果的にできるよう、フェイスブックはSNSの活用方法など情報を提供。フェイスブックにとっては利用者の増加などにつながる見込み。 連携協定の柱は3つ...

神明、自社工場で精米したコメの中国向け輸出を開始 記念式典を開催

 コメ卸国内最大手の神明は30日、自社工場で精米したコメの中国向け輸出を開始した(上の写真)。輸出用のコメを保管していた神戸市東灘区にある上組の倉庫で同日、中国向け輸出の記念式典を開催。同社の藤尾益雄社長(上の写真中)や元農相の西川公也・内閣官房参与(下の写真左)ら政府関係者に加え、中国の輸出入関係者など約50人が、第1号便として出荷するために倉庫から積み出される富山県産コシヒカリを見送った。 日本産...

神明の藤尾社長、株式上場「2025年よりももう少し早く」 

 コメ卸国内最大手である神明の藤尾益雄社長は、30日午前に開いた中国向け日本産米輸出の記念式典後、記者団に対し「株式上場は2025年よりも、もう少し早くしたい」との意向を述べた。同社は2025年にグループ売上高1兆円を目指す計画を示している。売上高の拡大に向けて神明では、傘下の回転すしチェーンの海外展開などで、海外での需要増を誘うコメの用途拡大をめざす。 藤尾氏は「2025年の米穀事業は100万トン、このうち約1...

今週の予定(7月30日〜8月5日)4〜6月期決算発表、みなと神戸海上花火大会

▽7月30日(月)・神明、中国向け日本産米輸出で記念式典(上組住吉倉庫、10:30)・「クリエイティブ×ビジネス×KOBEの可能性」(神戸市産業振興センター)・4〜6月期決算=フジッコ、さくらKCS▽7月31日(火)・5月の兵庫県景気動向指数(速報)・井戸兵庫知事が定例記者会見(15:00)・4〜6月期決算=神栄、トーカロ、神鋼環境、川重、GセブンHD、アバンライフ、神電鉄▽8月1日(水)・大丸神戸店「ROBOT LIFE」(...

加美乃素本舗、緞帳を宝塚大劇場に寄贈 09年に続き2枚目

 育毛剤・化粧品メーカーの加美乃素本舗(神戸市中央区)は、宝塚歌劇団の本拠地である宝塚大劇場(宝塚市)に緞帳(どんちょう、イメージ図=宝塚歌劇団を運営する阪急電鉄提供)を寄贈すると発表した。「Forever〜時を超えて〜」をテーマにデザインした西陣本綴錦織だ。加美乃素本舗としては2009年に続いて2枚目の寄贈になる。現在公演中の花組公演で、8月3日から使用を始める。 緞帳は幅24メートル、高さ9メートルで、重...

アジュバン、ポーアイ新研究開発棟を8月着工へ スキンケア製品を自社開発

 美容室などのサロン向けにヘアケアやスキンケア製品などを販売するアジュバンコスメジャパンは、神戸市中央区のポートアイランドに開設する研究開発棟(図=同社提供)を8月に着工する。これまで商品倉庫として使ってきた建屋で、荷物の撤去をすでに完了。内部を研究施設に改装し、自社でスキンケア製品の開発をめざす。2019年春の稼働を予定しており、総工費は約3億円の見込み。 同社は従来、メーカーが開発したOEM(他社...

(お知らせ)Kiss FM KOBE 神戸経済ニュースウィークリー・28日放送分

 28日にKiss FM KOBE で放送した「神戸経済ニュース」の内容は以下の通りです。スマートフォンをご利用の方はアプリ「radiko(ラジコ)」で、8月4日までお聞きいただけます。▽今週のニュース・三菱地所がアーバンライフを買収 TOB価格は2415円、完全子会社化へ (2018/07/24)・日銀の武元神戸支店長、兵庫県経済「高い潜在能力を持つ印象」 着任で記者会見 (2018/07/25)・米500スタートアップスと神戸市、今年の起業家育成...

「涼風川座敷」で使えます 有馬温泉の店舗、中国向け電子決済導入で記念式典 

(2018年7月29日に動画を追加しました) 有馬温泉のみやげ物店などで構成する有馬商店会(神戸市北区)は27日夕方、中国や台湾からの訪日客向けにスマートフォン(スマホ)決済サービスの「微信支付(ウィーチャットペイ)」導入を記念した式典を有馬川親水公園で開催した(動画)。兵庫県の金沢和夫副知事はあいさつし、有馬温泉の宿泊客は訪日外国人だけでないとはいえ「お客さんが快適に支払いをして、いい思い出を持って帰っ...

神戸市、六甲アイランドでスーパー事業者を募集 「パントリー」閉店で

 神戸市は27日、神戸市東灘区の人工島である六甲アイランドの市有地で、スーパーマーケットを運営する事業者を募集すると発表した。スーパーの建物は、神戸市の外郭団体でビル管理などを手がけるOMこうべが整備して賃貸する。神戸ファッションプラザ(写真=資料)に入居していたスーパー「パントリー」が3日で撤退。島内に残るスーパーが1店舗に減ったため、住民らの間で新たなスーパー誘致を求める声が高まった。 神戸市が...

石原ケミカル株が大幅高 4〜6月期の純利益74%増を好感

 27日午後の東京株式市場では、石原ケミカル(4462)が大幅高。終値は前日比105円(4.48%)高の2450円だった。一時は2498円まで上昇した。午後の取引時間中に発表した2018年4〜9月期の連結決算では純利益が前年同期比74%増の3億7200万円だった。主力の電子部品向けめっき液が好調で、大幅増益になったのを好感した買いを集めた。 2019年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。ただ、主力製品が好調で、純利益の通期予想に...

アサヒHD、4〜9月期純利益5%増に上方修正 通期予想は据え置き

 アサヒホールディングスは27日、2018年4〜9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比5%増の45億円になりそうだと発表した。従来予想の44億円から上方修正し、小幅ながら増益幅が拡大する。韓国とマレーシアで貴金属リサイクル分野の業績が、期初の想定を上回って推移していることなどが主因だ。 営業利益も上方修正し、5%増の67億円になる見込み。北米で貴金属精錬分野の収益が回復基調にあることも、収益予想を見直...

アーバンライフ株が3日連続ストップ高 週明けにもTOB価格に到達へ

 27日の東京株式市場ではアーバンライフ(8851)が連日の急伸。取引時間中は買い気配のまま値を付けず、大引けに前日比400円(24.60%)高の2026円と、制限値幅の上限(ストップ高)での1700株の売買が成立した。この水準には、589万8800株(指し値36万100株、成り行き553万8700株)の買い注文が残った。アバンライフを完全子会社化する菱地所(8801)が示したTOB(株式公開買い付け)価格の2415円を目指して上昇する動きが続...

石原ケミカルの4〜6月期、純利益74%増 4Kテレビ向け部品用めっき液など需要

 石原ケミカルが27日に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比74%増の3億7200万円だった。4Kテレビや有機EL化に対応した、大型テレビ向け電子部品用めっき液の需要が好調だったことなどが寄与した。車載関連の半導体部品用めっき液なども順調に伸びた。高級スマートフォンの販売不振を背景に、低調だった電子材料分野を補った。 売上高は10%増の40億円、営業利益は77%増の4億6900万円だった。事業分...

ビオフェル株が小動き 4〜6月期の税引き益1%減に意外感なしか

 27日午前の東京株式市場でビオフェルミン製薬(4517)が小動き。前日比3円高の2900円で寄り付き、その後は15円安の2882円を付けた。午前の売買高は900株、約定回数は4回にとどまった。前日大引け後に発表した2018年4〜6月期の単独決算は税引き利益が前年同期比1%減の7億9300万円と減益だったが、大きな意外感(サプライズ)はないと受け止められたもようだ。 主力の「新ビオフェルミンS」を含む一般用製品の国内販売が...

神戸製鋼株が5日続伸 「クレーン転倒」も相対的な割安感で買いか

 27日午前の東京株式市場で神戸製鋼(5406)が5日続伸。前引けは前日比8円高の1086円だった。同業の新日鉄住金(5401)やJFE(5411)が軟調に推移するなかで、相対的な割安感などから買いが続いた。8月1日に発表する2018年4〜6月期決算で好業績が発表されることへの期待感も根強いとみられる。 26日夕方に同社の高砂製作所で、子会社のコベルコ建機が製造した移動式大型クレーンが転倒する事故が発生した。死者2人、け...

(お知らせ)クッキーについて

 クッキー(cookie)は、インターネットの効果的な運用のために、サーバーからご利用者に送信して、ご利用者のコンピュータにファイルとして保存されることのある利用記録などの情報です。 本サイトは、サイトの利用状況を把握するためにGoogle Analyticsを利用しています。Google Analyticsは、Cookieを利用してご利用者様の情報を匿名で収集し、個々のご利用者様を特定することなくウェブサイトの動向データを集計します。また...

新神戸駅でも「荷物一時預かりシェアリング」8月1日から JR西日本

 JR西日本は26日、山陽新幹線の新神戸駅(写真=資料)にある駅レンタカー営業所で、ecbo(エクボ、東京都渋谷区)が展開する「荷物一時預かりシェアリング」のサービスを8月1日に始めると発表した。荷物一時預かりシェアリングとは、荷物を預けたい人と、荷物を預かる場所があるお店を引き合わせるシステム。専用サイトから事前に予約をすることで、確実に荷物を預けることができる。 新神戸駅にはコインロッカーがあるが、...

広告

カレンダー

06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

広告

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ