久元神戸市長、三宮再開発「スピード感に欠けるとの指摘は覚悟していた」 記者会見

 神戸市は16日午後に2017年度の予算案を公表し、あわせて事前に収録したとみられる久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)の記者会見も動画で公開した。久元氏は三宮再開発の進展に関する記者の質問に対し「スピード感に欠けるのではないかとの指摘は私も聞いています。そして、ある意味では初めから覚悟していたところです」と述べ、もともと三宮再開発には時間がかかる見通しだったと説明した。 久元氏は「三宮再開発...

米500スタートアップス、神戸で起業家育成を本格展開へ 市が予算措置

 米有力ベンチャーキャピタル(VC)の500スタートアップス(カリフォルニア州)は2017年に、神戸市内で起業家育成プログラムを本格展開する。神戸市が16日に発表した17年度予算案で、起業・創業支援策の一環として予算措置を取ったことを明らかにした。同プログラムでは2カ月半をかけて起業家らに事業モデルの確立などについて相談に乗ったり、資金調達について指導したりする。 神戸市は昨年夏にも500スタートアップスと組み...

三宮再開発、17年度予算で54億円投入 4月から連節バス運行へ

 神戸市が16日に発表した2017年度予算案では、三宮と旧港湾(ウォーターフロント)地区の再開発に54億4800万円を投入する。17年度は、中央区雲井通に建設するバスターミナルの基本計画策定、加納町3丁目交差点を含む道路の再設計などを予定する。バスターミナル建設で移転を迫られる中央区役所や勤労会館の移転先を年内に決定。神戸市役所2号館、3号館のあり方についても検討を本格化する。 三宮を中心とした市街地の回遊性向...

神戸市の17年度予算案、一般会計7.4%増の7812億円 権限移譲で人件費が大幅増

 神戸市は16日、一般会計が今年度比7.4%増の7812億円とする2017年度予算案を発表した。特別会計と企業会計も含めた全会計ベースでは同2.1%増の1兆8097億円になる。教職員の給与が兵庫県から神戸市に移管されたことで、人件費が増加。予算規模全体を押し上げる。予算案は17日に開会する神戸市議会で審議する。  一般会計の支出のうち61.9%を占める義務的経費は今年度比7.4%増加して7812億円を見込む。人件費が6割程度伸...

TASAKI、11〜1月期の国内小売売上高6.8%減 訪日客の需要一巡などで

 TASAKIは15日、2016年11月〜17年1月期の国内小売売上高は前年同期比6.8%減の42億8900万円だったと発表した。前年同期は値上げ前の駆け込み需要があったのに加え、訪日外国人客による需要が一巡したことで、販売は前年同期を下回った。 商品別でみると、主力のアクセサリー「COLLECTION LINE」は前年同期を下回った。半面、クリスマス限定商品のほか、真珠やダイヤモンドの定番商品は堅調だった。 国内小売売上高は、国内の店...

井戸兵庫知事「大きな事業のスタート切っていない」 17年度、財政厳しく

 兵庫県の井戸敏三知事は15日、2017年度予算案について記者会見し「大きな事業のスタートを切らせてもらってない」と述べ、足元の財政運営の厳しさを訴えた。17年度は税収が16年度を下回る見通しの一方、18年度には収支を均衡させる目標もあり、巨費を投じた目玉の施策に踏み切れなかったことを説明した。 井戸氏は17年度予算を「地域創生本格化予算」と名付け、財政が厳しい中でも「カムバックひょうご東京センター」の拡充や「...

兵庫県の17年度予算案、一般会計2年ぶり減少 基礎的収支は10年連続黒字に

 兵庫県は15日、一般会計が今年度当初予算に比べ2.3%減の1兆9038億円とする2017年度の予算案を発表した。17日に開く兵庫県議会に提出する。一般会計の額は2年ぶりに前の年度を下回る。特別会計と公営企業会計を合算した全会計では同4.4%減の3兆2061億円。全会計ベースでの予算規模は3年連続で縮小した。財政フレーム(長期計画)に基づき県の借金である兵庫県債の発行額も抑え、財政健全化を進める。 一般会計の減少は、神...

「神戸宣言」採択し閉幕 世界25港が参加・神戸国際港湾会議

   13日から2日間の日程で開いた神戸国際港湾会議は最終日の14日、参加した世界25港湾の共同宣言として「神戸宣言」を採択し、閉幕した。神戸宣言では、港湾機能の強化と連携の重要性を改めて確認。情報やノウハウを共有したうえで、未来志向の視点に立った港湾整備は、世界経済の発展に寄与するとの見方で一致した。 14日午前は一般も聴講できる「姉妹港・友好港提携50周年記念セミナー」を開催した。1967年に開港100...

明治海運の今期、一転最終3%増益 年5円配を維持

 明治海運は14日、2017年3月期の連結純利益が前期比3%増の11億円になる見通しだと発表した。従来予想の9億円から、一転して最終増益になる見込みだ。当初は円相場が1ドル=108円で推移するのを前提にしていたが、この水準よりも円安で推移したことから利益が従来予想よりも膨らんだ。ばら積み船の市況悪化に伴い減損損失を特別損失に計上するが、これを補っての増益だ。 売上高は4%増の370億円、営業利益は31%増の58億円...

住友ゴム、2期連続の最終減益に 原材料価格の上昇が逆風か

 住友ゴムは14日、2017年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比20%減の330億円になりそうだと発表した。2期連続で最終減益を見込む。国際商品市況の回復を受けて原油や生ゴムなど原材料価格がするのが逆風になる。販売価格の上昇や数量増を見込むが、補えない見通し。ただ今期の配当は前期据え置きの55円(うち中間25円)を維持する計画だ。 売上高に相当する売上収益は12%増の8500億円、営業利益は32%減の500億円にな...

井戸兵庫知事、5選立候補「慎重に検討を続けている」 3月24日に意思表示

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は13日の定例記者会見で、任期満了に伴い今夏に実施する知事選について「(立候補するか)慎重に検討を続けている」と述べた。井戸氏は「(出馬の)意思表示はきちっと3月24日、2月議会の最終日にします、と公言させていただいています」と話し、明確な回答を避けた。井戸氏は次回の知事選に当選すれば5期目に入る。 9日付の神戸新聞が井戸氏が5回目の知事選に立候...

神戸空港の運営権売却、関西エアポート連合が競争的対話に参加 1グループに集約

 神戸市は13日、神戸空港の運営権売却を巡りオリックス・仏バンシエアポート・関西エアポートの3社の共同事業体が「競争的対話」への参加を申し込んだと発表した。競争的対話は、運営権を売却する神戸市と受託する企業が条件などを巡って十分に意思疎通することを目的とした、手続きの一部。関西エアポートを含む企業連合は、引き続き神戸空港の運営権取得を目指す姿勢を示した形だ。 構想的対話の申し込みは13日が締め切り。昨...

川重、「ボーイング777X」向け新工場が完成 胴体を製造

 川崎重工業は13日、米ボーイングの大型旅客機「777X」向けに航空機の胴体を製造する工場(写真=川重の発表資料より)が完成したと発表した。穴を開ける位置を自動で認識する生産用ロボットや、自動で打てる鋲(びょう、リベット)の範囲が広がったオートリベッターを自社で開発するなど、生産設備にも最新の技術を投入。6月の本格稼働に備える。  新工場は愛知県弥富市の名古屋第一工場の敷地内で、2015年9月から建設を進め...

ノーリツの今期、純利益31%増に 高機能商品などの販売増見込む

 ノーリツは13日に、2017年12月期の連結純利益が前期比31%増の61億円になる見通しだと発表した。国内外で給湯器などが伸びる。環境製品の高い製品や、入浴事故の軽減を支援する製品など比較的単価が高く、採算も良い高機能商品の伸びを見込む。年間配当は前期据え置きの32円(うち中間16円)を予定する。 売上高は3%増の2190億円、営業利益は12%増の100億円になる見通しだ。温水空調分野を中心として国内事業、海外事業とも...

アシックス、今期純利益16%減の見込み 買収防衛策、発動しにくく改定

 アシックスは13日、2017年3月期の連結純利益が前期比16%減の130億円になりそうだと発表した。国内外で増収を見込むが営業費用の増加による減益を見込む 。上位の「ゴールドパートナー」としてスポンサー契約を結ぶ20年の東京五輪・パラリンピックに向けて広告宣伝費などが増加するとみられる。配当計画は前期据え置きの年23円50銭とした。 売上高は5%増の4200億円、営業利益は14%減の220億円を見込む。このうち国内の売上...

今週の予定(13〜19日)神戸港湾国際会議、兵庫県議会・神戸市議会が開幕

▽2月13日(月)・神戸港湾国際会議(神戸国際会議場、14日まで)・神戸海洋産業セミナー(神戸大学先端融合研究環統合研究拠点、14:00)・井戸兵庫知事が定例記者会見(15:00)・みなと銀が学園都市支店を開設・12月期決算=アシックス、ノーリツ・4〜12月期決算=シャルレ、トレーディア▽2月14日(火)・姉妹港・友好港提携50周年セミナー(神戸ポートピアホテル、9:00)・兵庫・神戸アライアンス商談会(神戸商工会議所)...

共同宣言、「未来志向」強調した内容か 神戸国際港湾会議

 13〜14日に開催する神戸国際港湾会議(主催・神戸市、神戸開港150年記念事業実行委員会)でまとめる共同宣言は「未来志向」を強調した内容になる見通しだ。今後も港湾は各国と世界がつながる拠点であり続けるとみられることから、港湾機能の高度化や環境性能の向上などを通じて、経済や文化の交流に役割をはたす決意を示すとみられる。 半導体などの高付加価値品や生鮮品の一部では航空貨物の利用も増えているが、重量ベースで...

神戸国際港湾会議が13日開幕 神戸とアジア各港、MOU締結が相次ぐ

 神戸市と神戸開港150年記念事業実行委員会(会長・久元喜造神戸市長)が主催する神戸国際港湾会議が13日に開幕する。アジアを中心とした17カ国・地域の26港から代表者を招き、国際港湾が共通して抱える課題などについて話し合う。会議への参加者は総勢約100人になる見通し。神戸市では合意できた参加各港と物流に関する連携について積極的に覚書を締結。14日には参加各港による共同宣言の合意も目指す。 12日は神戸入りした各港...

兵機海運の4〜12月期、純利益41%増 ロシア航路活発で海運が黒字化

 兵機海運が10日に発表した2016年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比41%増の1億4800万円だった。主力の外国航路であるロシア向けが活発で、前年同期は赤字だった海運事業が黒字したのが寄与した。鋼材の輸送量は底入れしつつあるが上期の不振が響き、内航船は引き続き赤字だった。 売上高は前年同期比5%減の92億円、営業利益は1%増の1億6100万円だった。港運事業は円高による輸入貨物の減少と、中国の景気停滞に...

ケミプロ化成の4〜12月期、純利益2.5倍 通期予想は見直しへ

 ケミプロ化成が10日に発表した2016年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.5倍の2億500万円だった。紫外線吸収剤など利益率の高い製品の販売が伸び採算性が改善。全体としては減収だったが、大幅な増収を確保した。社内のコスト削減なども寄与した。 売上高は1%減の67億円、営業利益は2.3倍の4億1900万円だった。化学品事業では紫外線吸収剤の伸びが酸化防止剤などの減少を補い、全体として売上高はほぼ前年同期比...

(寄稿)[神戸鳥瞰虫探し]義理がすたればこの世は・・・景気とチョコレート

 贈るも貰うも気遣いと配慮が欠かせず、時として重荷にもなるのがバレンタインチョコレレート。神戸は洋菓子が地場産業なので、商機であるべき季節だ。ただ、この季節のチョコレートは団欒(だんらん)よりも個的、密やかに贈られ、消費させる性向が強い。特別な心のひだに纏(まと)いつくこの季節のチョコレートだが、神戸では義理切りが進むかも知れない。 家計がチョコレート類を最も多く購入するのは2月だ。家計調査で「チ...

戸田恵梨香さんが「おめでとう」 神戸開港150年のPR動画が完成、3月からTV放映

 「神戸港は開港150年を迎えました。おめでとう」--画面の中でつぶやくのは、神戸開港150年のイメージキャラクターである女優の戸田恵梨香さん。神戸開港150年記念事業実行委員会は10日、交流サイト(SNS)のフェースブックなどを通じて、神戸開港150年のPR動画か完成したことを明らかにした。(動画は同委員会が掲載したYouTubeより) 神戸市出身の戸田さんが思い出の神戸を写真に収めようと、神戸港の周辺や関連施設の...

カルナバイオの今期、最終黒字600万円に カナダ社からマイルストーン

 カルナバイオサイエンスは10日、2017年12月期の連結最終損益は600万円の黒字(前期は2億8900万円の赤字)になる見通しだと発表した。創薬事業では、同社が開発したがん治療薬候補「CDC7キナーゼ阻害薬」の導出先が2017年内に第Ⅰ相の臨床試験を始める計画で、マイルストーン収入を得られる見通し。創薬支援事業も北米でのシェア拡大をねらう。 売上高は前期比77%増の14億円、営業利益は3900万円の黒字になる予想。創薬事業...

六甲バターの今期、税引き益21%減の見通し 原料価格の上昇見込む

 六甲バターは10日、2017年12月期の単独税引き利益が前期比21%減の27億円になる見通しだと発表した。世界的に供給過多だった生乳の価格調整が一服し、原料チーズの国際市況が回復するのが逆風になると見込む。さらに円安で原料の輸入コストが膨らむと想定。営業利益は24%減の39億円を見込む。 売上高は5%増の241億円を予想する。チーズ類の販売は「家飲み」の定着でおつまみ需要が拡大。家庭用チーズ製品、チョコレートとも...

AKB48かよよん、神戸大で「アイドル論」を講演 計算社会科学シンポ・3月8日

 神戸大学経済経営研究所(所長・上東貴志教授)は3月8日に特別シンポジウム「AKB48の計算社会科学〜かよよんを迎えて」を開催する。人気アイドルグループ「AKB48チームA」の田北香世子さん=かよよん=(19)を招き、ビッグデータや高度な計算手法を駆使して社会現象を分析する「計算社会科学」はアイドルが人気を上昇させるのに役立つのかを探る。 田北さんは、社会現象を数理分析する研究者らとともに登壇し「現役ア...

兵庫県10年債、利率0.238%・100円 15年債は0.504%

 兵庫県は9日、10年物の公募地方債「兵庫県平成28年度第29回公募公債」の発行条件を決めた。表面利率は0.238%、発行価格は100円、応募者利回りは0.238%になった。発行額は100億円。イールドダッチ方式の入札で発行条件を決めた。幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で、落札額が最大だったようだ。機関投資家向けに販売した。 同日、15年物の公募地方債「兵庫県第13回15年公募公債」も起債した。表面利率は0.504%で発...

アシックス、南米2カ国に現地法人 チリとペルー

 アシックスは9日、ペルーとリマの南米2カ国に相次いで現地法人を設立したと発表した。いずれも2016年10月に設立し、それぞれ首都のサンティアゴとリマに拠点を置く。現地での販売力を強化するのがねらい。ランニングやバレーボールなどのシューズに加え、オニツカタイガーブランドのシューズも取り扱う計画だ。 これまで両国とも南北米州を統括するアシックスアメリカ(米カリフォルニア州)を通じて、現地の販売代理店と取引...

山陽電の4〜12月期、純利益21%減 不動産事業が4割減収

 山陽電気鉄道が9日発表した2016年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%減の22億円だった。前年同期に比べて販売戸数が多かった不動産業が大幅な減収減益になったことが響いた。主力の運輸業は電力料金や燃料費が低下した恩恵を受けて増益だった。 売上高は5%減の342億円、営業利益は15%減の32億円だった。運輸業の売上高は0.3%減の144億円、不動産業は41%減の17億円、レジャー・サービス業は3%減の17億円だ...

トーホー、前期売上高は2.4%減 業務用卸売が3.1%減

 トーホーは9日、2017年1月期の全店売上高が前の期に比べ2.4%減少したと発表した。このうち主力の業務用食品卸売事業の売上高は前年比3.1%減だった。大口取引先への販売が減少したことが影響した。業務用スーパーの「A-プライス」など業務用食品の現金卸売り事業は1.3%減だった。同事業は既存店ベースでも0.3%減った。 食品スーパー事業は既存店ベースで2.1%減。9月に2店舗を閉店した影響もあって同事業全体では1.9%...

シスメックス、ゲノム医療の臨床実用化で東大と共同研究 がん解析など対象に

 シスメックスは9日、東京大学とゲノム医療の臨床実用化を目指して共同研究する契約を結んだと発表した。肺がんや肉腫など特定のがんの解析や、希少疾患に関わる遺伝子変異を解析する。東京大学が進める「ゲノム医療研究プロジェクト」の一環で開設するシーケンス室はシスメックスの子会社が運営し、国際基準に準拠したゲノム解析を手がける。 がん分野では、診療上重要な複数の遺伝子変異などを同時に解析するのに使う遺伝子の...

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