(動画)柔道・阿部詩選手に神戸栄誉賞 「東京五輪、3日前から緊張した」
- 2021/11/13
- 15:16
【神戸経済ニュース】神戸市は、東京五輪で金メダルを獲得した神戸市兵庫区出身の阿部詩選手(日体大)に「神戸栄誉賞」を贈る式典を11日に開催した。久元喜造神戸市長が表彰状、神戸市議会でスポーツ推進議連副会長の安達和彦市議がトロフィーをそれぞれ手渡した。久元市長らと懇談した阿部選手と懇談した。久元氏に東京五輪に臨んだ際の感想を聞かれると、「いつもは(大会の)前日か当日ぐらいから緊張するけれど、今回は3日前から緊張していて、当日は地に足が着かないくらいフワフワしていた」と話し、それだけ東京五輪が特別な思いの詰まった大会だったことを振り返った(動画)。
式典の終了後に記者団の取材に応じた阿部選手は、「道場を開きたいという夢がある」と話した。さらにで「この街になるのか分からないが、神戸にも貢献できるような道場を作りたい」と神戸への思いも語っていた。阿部選手は御影公会堂(神戸市東灘区)の御影郷土資料室・嘉納治五郎コーナーに展示する阿部選手のパネルにサインを入れたり、パネルに並んで写真を撮ったりとマスコミのリクエストに応えた。
阿部選手は、東京五輪で同じく金メダルと獲得した兄の阿部一二三選手(パーク24)とともに神戸市兵庫区出身。高校までを神戸で過ごした。神戸に戻ることは少ないが、「もっともリラックスできる場所」という。帰ってきた時に必ず立ち寄る場所を聞くと、家族で行きつけのお好み焼き店と焼肉店だと話していた。
神戸栄誉賞は神戸市在住の人などで、五輪やパラリンピックで3位以上の成績を記録した選手を表彰する制度。1984年に制定し、これまでに21人を表彰した。今回の東京五輪では、阿部詩選手と同日にきょうだいで金メダルを獲得した阿部一二三選手にも、神戸栄誉賞を贈ることを決めている。9月には東京パラリンピックの車いすラグビーで、日本代表の一員として活躍した倉橋香衣選手(商船三井)の表彰式も開いた。
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