GセブンHDの4〜9月期、純利益3%減 積極出店で費用が先行・通期据え置き

20211029GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)が29日に発表した2021年4〜9月期の連結決算は、純利益が3%減の24億円だった。4〜9月期に24店舗と積極的に出店したことで、出店コストの計上が売上高の増加に先行する形になった。前年同期に特別利益として計上したM&A(合併・買収)による負ののれん発生益もなくなった。

 売上高は3%増の819億円、営業利益は5%減の32億円になった。食品小売りは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「巣ごもり需要」が一巡した影響を受けたが、「業務スーパー」の知名度向上が下支え。新規出店もあって吸収し、増収を確保した。昨年の10月以降や、今期の早い時期に新規出店した店舗の利益が次第に寄与し、営業利益の減少率は4〜6月期の11.4%に比べて縮小した。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比3%増の50億円を見込む。4〜9月の進捗率は49%になる。同社は上期の業績について「想定の範囲で推移した」(広報担当者)とみている。 

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