ATAO、今期売上高13%減に下方修正 想定外の臨時休業で一転減収見通し

20211013ATAO決算

【神戸経済ニュース】バッグや財布を企画・販売するスタジオアタオ(ATAO、3550)は13日、2022年2月期の連結売上高が前期比13%減の35億円になりそうだと発表した。従来予想である12%増の45億円から下方修正し、一転の減収見通しになった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月にかけて出店先の百貨店などが臨時休業した影響を織り込んでいなかった。その後も各地の緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置で来店客数の減少した。従来予想では、新型コロナによる再度の店舗休場を想定していなかった。

 最終損益、営業損益はいずれも通期でトントンになる見通しを据え置いた。東京五輪・パラリンピックの開催などにより広告単価が上昇したことなどもあり、ネット広告の出稿量を制御して損失を回避する。テレビCMの出稿も抑制する。もっとも当面は消費者の外出自粛による影響は続くとみられるが、ワクチン接種率の上昇などで、徐々に店舗での販売は回復するとみる。ILEMER(イルメール)ブランドなどの広告は、できるだけ継続する。

 同時に発表した2021年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比73%減の3400万円だった。ネット広告を抑制したことによるネット通販での販売減に加え、昨年冬からILEMERブランドのテレビCMを開始したことが減益要因。売上高は4%減の17億円、営業利益は73%減の5500万円。中間配当は実施していない。

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