アシックス、健康データ管理スタートアップに出資 22年サービス開始へ

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【神戸経済ニュース】アシックスは7日、傘下の投資会社アシックス・ベンチャーズを通じて、尿や唾液検査を通じて手軽に健康データの管理ができるサービスを開発する「ビース」(東京都中央区)に出資したと発表した。2015年に創業。数滴の検体を、使い捨ての「テストスティック」(写真中)に付着させ、小型検査装置(同右)で分析すると、検査結果が手元のスマートフォンに届く健康管理サービス「ビース・ボディ・コーチ」を手がける。米欧の英語圏で22年にサービス開始をめざす。(写真右はスマートフォンの画面イメージ、写真はアシックス提供)

 マイクロ流体技術で少量の検体から、さまざまな健康に関するデータを抽出する。小型検査デバイスは持ち運び可能で、1台の検査デバイスを複数の人で使えるため、家族などで共有することができるのも特徴だ。検査を受けた人にとって重要な栄養素や今後の目標、健康状態に合わせた生活アドバイスなどが検査結果とともにアプリに表示される。分析結果をかかりつけの医師や家族など、指定した人と共有することもできる。

 出資額や出資比率は明らかにしていない。言葉を覚える前の赤ちゃんや、ペットなど、言語でのコミュニケーションが難しい相手の健康管理も可能になる公算だ。日本語でのサービス展開は23年以降になる見通し。アシックスは将来的に、幅広い利用者数を獲得し、運動パフォーマンスの維持・向上の支援にも利用できるとみて出資を決めた。

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