7月の兵庫鉱工業生産、2か月ぶり低下 基調判断は「横ばい傾向」据え置き

20210927鉱工業生産

 兵庫県が27日に発表した7月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比2.7%低下の95.3だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。一方で指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は、前月の判断を据え置き。足元の生産活動は「横ばい傾向」との見方を2カ月連続で示した。

 主要9業種の生産指数では、鉱工業生産指数に占めるウエートが2番目に大きい「化学工業」と、3番目の「食料品工業」が低下。「生産用機械工業」「輸送機械工業」「よう業・土石製品工業」も低下した。半面、最もウエートが大きい「電気・情報通信機械工業」のほか、「鉄鋼・非鉄金属工業」「金属製品工業」「はん用・業務用機械工業」は上昇した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.5%低下の98.1と、2カ月ぶりに生産の減少を示した。

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