米スタンフォード流「起業家精神」など体感する講座、高校生向けに 神戸市

 神戸市と同市の教育委員会は15日、高校生を対象とした米スタンフォード大(カリフォルニア州)によるオンライン講座「Stanford e-Kobe Program」(スタンフォード・イー神戸プログラム)を開設すると発表した。希望者の中から選抜した、神戸市立の高校5校と神戸大学付属中等教育学校(神戸市東灘区)の生徒29人が受講する。「シリコンバレー」の中心にあり、起業家精神に富むとされるスタンフォード大の気風で生徒を刺激して、学習意欲を高めることなどをねらう。

 18日に神戸市立葺合高校(神戸市灘区)で開講式を開催。「多文化共生」「格差問題」「起業家精神」「多様性」の4つのテーマについて座学やディスカッション、さらに生徒によるプレゼンテーションと、10月から年度内の土曜午前に実施する合計10回の授業を通じて、日本の大学とは異なる文化を体感する。受講生には英語でのコミュニケーション力だけでなく、普段からのテーマへの問題意識や論理的な思考力、課題解決力などの向上が求められる。

 スタンフォード大が2015年から日本の高校生向けに提供する「Stanford e-Japan Program」の神戸版だ。日本の高校生全体を対象にする同講座では、政治制度比較や「性の平等」を巡る課題など、主に日米関係を取り上げることが多いという。ただ今回の神戸版では、事前に聞いた生徒らの関心をもとにテーマを設定した。神戸市ではスタンフォード大による講座を来年以降も継続し、グローバル人材としての資質を持つ人材育成などにつなげたい考えだ。


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