(動画)車いすラグビー倉橋香衣選手に神戸栄誉賞「家族と会社の理解が大きく」



 神戸市は10日に神戸市役所で、東京パラリンピックの車いすラグビーで、日本代表の一員として活躍した倉橋香衣選手(商船三井)への「神戸栄誉賞」の贈呈式を開催した。倉橋選手には久元喜造市長が表彰状を、坊恭寿議長が記念のトロフィーをそれぞれ手渡した。久元市長は「神戸市民にとっては非常に大きな誇り」と述べて、倉橋選手の活躍をたたえた。

 倉橋選手は久元市長らと懇談し、パラリンピック出場に向けては「家族の支えと、会社の理解がすごい大きかった」と話した。ぶつかり合う激しいスポーツを怖いと思ったことはないかと久元氏が質問すると、「いまのところ、こわい思いをしたことはない」という。「四肢に麻痺があってもできるスポーツが限られる中で、自分が楽しいと思えたのが車いすラグビーだった」と語った。

 倉橋選手は神戸市須磨区出身。高校までを神戸で過ごした後、上京した。神戸に戻った際には友人と市内のいろいろな場所に遊びに出るのが楽しみという。「今年に入ってからはコロナの影響もあって体育館と(自宅との間)の往復という暮らしだった。これからいっぱい遊びに行きたい」と話していた。

 神戸栄誉賞は神戸市在住の人などで、五輪やパラリンピックで3位以上の成績を記録した選手を表彰する制度。1984年に制定し、これまでに20人を表彰した。今回の東京五輪では、柔道史上初になるきょうだい同日の金メダル獲得を決めた阿部一二三選手(パーク24)と阿部詩選手(日体大)にも、神戸栄誉賞を贈ることを決めている。

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