森ビル研「都市特性評価」で神戸市、4年連続6位 「環境」評価が向上

 森ビルのシンクタンクである森記念財団都市戦略研究所(東京都港区)が発表した、2021年の「日本の都市特性評価」で神戸市は、総合順位で6位だった。6位は第1回の調査だった18年から4年連続。国際会議・展示会の開催件数などから、同研究所は引き続き神戸市を「文化・交流に強み」を持つと指摘した。昨年との比較では「環境」分野で評価が82位から46位と大幅に順位を上げた。半面、「経済・ビジネス」分野では12位と、昨年の6位から順位を下げた。1〜5位には大阪市、京都市、福岡市、横浜市、名古屋市が並んだ。大阪市が京都市と入れ替わって首位になったが、1〜5位の顔ぶれは同じだった。

 東京を除く国内の主要138都市を対象に、6分野の83指標を算出。この合計得点で評価した。兵庫県では神戸市と姫路市、尼崎市、西宮市、伊丹市に加え、今年から明石市、加古川市、宝塚市が対象に加わった。神戸市は「文化・交流」で4位を維持したが、「交通・アクセス」「研究・開発」分野でも順位を下げた。ただ、同研究所によると各分野の順位変動は数値の定義変更や、集計対象にした都市を昨年の109都市から138都市に変更したことなどが大きく影響しているという。都市の評価が大きく変わったためではない可能性が高いようだ。

 同じ指標で東京23区を評価すると、総合順位は千代田区、港区、中央区、渋谷区、新宿区になり、昨年5位の渋谷区が1つ順位を上げて新宿区と入れ替わった。千代田区は「経済・ビジネス」「生活・居住」「交通・アクセス」の3分野で23区中トップだった。

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