絵になる街「ものすごく神戸で撮りたい」 小中和哉監督「078FILM」でトーク
- 2021/08/16
- 02:17
クロスメディアイベント「078KOBE」の一環で、15日の高浜岸壁(神戸市中央区)で開催した映画イベント「078FILM」では、トークショーに映画監督の小中和哉氏(1枚目の写真)が出演し「ものすごく神戸で撮りたい」と打ち明けた。小中監督は神戸港を舞台にした特撮映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を2006年に発表。ロケーション・ハンティング(ロケ地の下見)の際に撮影した写真が「家を整理したときに出てきて、須磨のほうや芦屋のほうで、学校から海が見えるとか、撮りたいと思って実現しなかった場所がたくさんあった」と話した。
小中氏は神戸を「絵になる街」と評価した。「東京だと都会の風景と風光明媚(めいび)な場所は、たくさん移動する必要がある」が、神戸は自然が近いと指摘。加えて坂が多い街は「映画的な立体感が出せてありがたい」という。そのうえ「街中でナパーム(爆発シーン)といった、よそでは絶対にできないことを、たくさんさせてもらった」と話した。さらに「メビウス&ウルトラ兄弟」を撮影した05年は神戸空港の開港直前で、昼間の滑走路や管制塔の内部といった「特撮史上に残る絵(画像)」が撮影できたと振り返った。
小中氏が神戸での撮影に意欲を見せたことに、同じくトークショーに出演した神戸フィルムオフィスの土屋千佳氏(2枚目の写真右)が「聞きましたよね」と集まった観客とともに念を押していた。司会を務めたケーちゃん(同左)が、再び魅力的な神戸のロケ地を紹介する必要がありそう、と話すと土屋氏は「お任せください」と自信たっぷりに語っていた。
トークショーの終了後、屋外に設置したスクリーンに投影し「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を上映した。
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