SDGs課題の解決を海外展開へ 兵庫県・神戸市がUNOPSと連携で

20210715SDGs CHALLENGE

 兵庫県と神戸市は15日、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)がスタートアップとの協業をめざして神戸市に開設した拠点「UNOPS S3i Innovation Centre Japan (Kobe)」と連携し、SDGsに関する課題解決を通じてスタートアップや中小企業を育成する事業「SDGs CHALLENGE」を開催すると発表した。育成プログラムの「BizGlobeExpecditon(ビズ・グローブ・エクスペディション)」と連続セミナー「SDGs CHALLENGE Open Talk(SDGsチャレンジ・オープントーク)」の2つのイベントを実施する。15日から参加者の募集を開始した。(図はロゴマーク=神戸市提供)

 一連のプログラムはNPO(非営利組織)のコミュニティリンク(神戸市中央区)と、山下計画(東京都中央区)が企画・運営する。育成プログラムのビズ・グローブ・エクペディションは、SDGsに関する課題解決のアイデアを持つスタートアップや、第二の創業(新事業)を計画している中小・中堅企業が対象だ。事業モデルの確立に向けた「ブラッシュアップ」と、実際に事業を展開する「実証実験」を実施。10月〜2022年2月末と、約5カ月間のプログラムだ。特徴は最初から事業の海外展開をめざすこと。状況次第の面も残るが、実証実験はできるだけ海外で実施する。審査のうえで20社程度を採択する予定だ。

 連続セミナーのオープントークは、幅広い分野や多様な立場の講師を招き、具体的な取り組みの経験談などを聞きながら、そもそもSDGsとは何か、SDGsに取り組むことの意義など、を学ぶ。特に受講資格を設けず幅広い聴講者を募集する。第1回の8月4日(午後4時から)は講師が米マイクロソフトで副社長の経験を持つ古川享氏だ。「たくさんの『失敗』が未来を創る」をテーマに語る。会場である企業プラザひょうご(神戸市中央区)での受講は定員が30人だが、テレビ会議システムの「zoom」で受講できる。

 ビズ・グローブ・エクスペディションの参加を検討するうえでは、7月28日と8月31日にオンライン説明会を開催。質疑応答もある。オンライン説明会を含め、すべての申し込みは「SDGs CHALLENGE」の特設ホームページから。イベントごとに異なる申し込みフォームにリンクしている。

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