川重、初のサステナ債を起債 10年物の利回り0.30%・発行額100億円

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 川崎重工業(7012)は9日前場の債券市場で、同社としては初の「サステナビリティボンド」である10年物の普通社債を起債した。表面利率は0.300%、発行価格は100円(応募者利回りは0.300%)、発行額は100億円とした。10年物国債363回債に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.270%になった。

 7月15日に発行し、最終償還日は2031年7月15日。機関関投資家向けに販売し、みずほ証券、野村証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレーの4社が共同で主幹事を務めた。サステナビリティ債の発行を支援する「ストラクチャリング・エージェント」は、みずほ証券。 

 調達した資金の8割程度は水素供給網の構築に関する事業に、残りを自動PCR検査ロボットシステム普及に関する事業に充てる計画だ。水素に関する事業をメーンに資金調達するサステナビリティ債は、日本で初めてとみられる。

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