4月の兵庫県一致指数は3カ月ぶり低下 基調判断は「改善している」据え置き

 兵庫県が30日に発表した4月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から1.1ポイント低下の74.9だった。3カ月ぶりに低下した。新型コロナウイルスの緊急事態宣言などで、景気が依然として予断を許さない状況であることを反映した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、6カ月連続で「改善を示している」との見方を示した。

 一致指数の低下は、着工建築物床面積や大口電力消費量の減少、鉱工業生産指数の低下などが響いた。半面、実質百貨店販売額の増加が下支えした。3月の一致指数は確報値で76.0(速報は74.2)に上方修正した。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比6.3ポイント上昇の117.3と、3カ月連続で上昇した。日経商品指数(42種)の上昇や、新車新規登録台数の増加に加え、鉱工業製品在庫率指数の低下などが寄与した。

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