シスメックス急伸、上昇率8位 エーザイと共同開発の診断薬・上期に申請めざす

20191231神戸株ワッペン

終値 1万1840円 +1065円(+9.88%)

 8日の東京株式市場では医療用検査機器のシスメックス(6869)が急伸。一時は前日比1475円高の1万2250円まで上昇した。終値では東証1部の値上がり率ランキング8位に顔を出した。米食品医薬品局(FDA)が7日にエーザイ(4523)と米バイオジェンが開発したアルツハイマー型の認知症治療薬「アデュカヌマブ」を承認したのがきっかけ。エーザイと共同でアルツハイマーの診断薬の開発に取り組むシスメックスには、治療薬の承認で「検査の需要も高まる」との見方から、診断薬の開発加速を期待した買いなどが集まった。

 シスメックスとエーザイの共同研究では、血液中にあるアルツハイマー型認知症の原因物質「アミロイドベータ」を測定する技術を確立した。シスメックスは3月5日に開催した技術説明会で、開発中のアルツハイマー型診断薬について21年4〜10月期にも国内での承認申請できるよう製品化をめざすと説明していた。治療薬が承認されたことで、当局による承認の追い風になるのではないかといった期待感も浮上したという。一方、エーザイが取引時間中、制限値幅の上限で買い気配のまま値をつけなかったため、シスメックス株に短期の売買が流れた面もあった。

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