関西エア社長、神戸空港「方向性は失っていない」 国際線就航で

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 関西エアポートの山谷佳之社長(写真=関西エアポート提供)は3日に開いた2021年3月期(20年度)決算についての記者会見で、神戸空港への国際線就航について「いまはまだコロナが継続していて非常に苦しい状況ではあるけれど、方向性としては失っていないとお伝えしたい」と話した。神戸空港に関する記者の質問に答えて述べた。

 神戸空港への国際線就航は、関西エアポートが関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港とともに「関西3空港一体の航空システム」を作り上げる構想の一環として主張。神戸財界などが国際空港化を熱望していることもあり、19年5月の関西3空港懇談会で関西財界や関係自治体の間でも中期的な検討課題として合意した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開いた20年11月の3空港懇でも、関空・伊丹の補完を目的とした国際空港化について引き続き検討することとしていた。

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