神戸国際宝飾展が始まる、昨年並みの230社が出展 神戸国際展示場の利用再開

20210513神戸国際宝飾展

 神戸国際展示場(神戸市中央区)では13日、宝飾品の国際見本市である「第25回神戸国際宝飾展」が始まった。昨年は新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響で8月に延期して開催したが、緊急事態宣言の影響で11日まで閉鎖していた神戸国際展示場の利用が再開されたこともあり、今回は例年通り5月の開催に踏み切った。昨年に続き感染対策も徹底。出展者数は昨年並みの約230社になった。会期は15日まで。

 開会式では展示会を主催するリードエグジビションジャパン(東京都新宿区)の田中岳志社長があいさつし、「出展者からも小売店からも、宝石を売る場所、仕入れる場所をなんとか作ってほしいと、切実な思いを伝えていただいた」と強調。仕入れに訪れる外国人バイヤーの来日が難しいこともあり、日本に滞在して自身が抱える中国やフィリピンの顧客向けに宝飾品を販売するソーシャルバイヤー(代理購入者)らも650人招待したと紹介した。

 同じく開会式であいさつした神戸市の今西正男副市長は、世界で流通する真珠の約7割が集まる「神戸市としては真珠の価値をたいへん重要に思っており、今後とも国際的な取引の拠点になるよう業界の取り組みを積極的に支援したい」と話した。7月末までに高齢者、10月ごろには国民の約半数が新型コロナワクチンの接種を終える見通しを示したうえで「来年の神戸国際宝飾展では海外からのバイヤーも来場できるのではないか」と話していた。

 開会式のあいさつに続いて、国内各地の小売店のトップらが集まり、田中社長、今西副市長らと記念撮影した(写真=撮影の間のみマスクを外した)。新型コロナの感染が拡大するまでは、神戸国際宝飾展では約70億円の商談が成立、神戸市への経済波及効果は約20億円と見積もられていた。今回も会期中は展示に加えて、業界関係者によるセミナーなどを予定する。

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