カルナバイオの1〜3月期、最終赤字2億8600万円 前年同期に一時金

20210510カルナバイオ決算

 神戸医療産業都市の創薬ベンチャーであるカルナバイオサイエンス(4572)が10日に発表した2021年1〜3月期の連結決算は、連結最終損益が2億8600万円の赤字(前年同期は1億8400万円の赤字)だったと発表した。前年同期に計上した契約一時金がなくなり減収、赤字幅も拡大した。前年同期は創薬事業で、契約先の中国の製薬会社バイオノバから医薬品候補物質の契約一時金を受け取った。
   
 売上高は31%減の2億3100万円、営業損益は2億9100万円の赤字(前年同期は1億6500万円の赤字)だった。今回の1〜3月期は創薬事業に売上高の計上がなかった分、営業損益段階から赤字幅が前年同期比で広がった。研究に使うタンパク質などを研究室向けに販売する創薬支援事業は、想定通りの推移としている。

 2021年12月の連結業績予想は従来予想を据え置いた。最終損益は18億2500万円の赤字(前期は11億円の赤字)を見込む。売上高に創薬事業の一時金などは織り込んでおらず、受け取ることになった場合は改めて発表する方針だ。

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