(動画)「ポートループ」運行開始で記念式典 市長「回遊性になう貴重な一歩」



 神戸市と神姫バスは28日、4月1日から神戸市中央区の都心・三宮地区と、再開発が進む新港町、ポートタワー、ハーバーランドといった臨海部を結ぶ連節バス「ポートループ」の運行開始式典を開催した。新港町には通販大手のフェリシモが本社を移転したほか、今秋には水族館などの複合施設「神戸ポートミュージアム」も開館を予定する。さらに三宮再開発で中心市街地が大きく変化することから、あいさつした神戸市の久元喜造市長は「ここで必要になるのが回遊性」と説明。ポートループは「都心の回遊性をになう非常に貴重な第一歩」になると期待を語った。

 久元市長に続いて、神姫バスの長尾真社長、神戸市議会の壬生潤議長、国土交通省の野沢和行近畿運輸局長もあいさつ。テープカットで運行開始を祝った。

 式典終了後には関係者による試乗会を開催。デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO、旧神戸市立生糸検査所)の駐車場に停車していた連節バスに、関係者が次々に乗り込んでいた。ただ久元市長は、席が埋まり、立ち席で乗車する試乗会参加者も出るほどバスが混雑しているのをみて降車し、出発するバスを見送ることにした。

 新たなバス路線は神戸市が開設し、神姫バスが運行を受託した。乗車料金は大人210円、小児110円、1日乗車券は500円だ。神戸市バスの普通区(210円均一区間)定期券でも乗車できる。長さは約18メートルで、定員は約110人と通常の路線バスに比べて1.5倍程度の輸送力がある。運行開始当初は2台の連節バスで運行。7月からは4台のバスで、おおむね20分間隔の運転を計画している。

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