(動画)川重、海自向け潜水艦「とうりゅう」引き渡し 神戸工場



 川崎重工業は24日午前、神戸工場(神戸市中央区)の西浜岸壁で潜水艦「とうりゅう」を防衛省に引き渡した。引き渡し式には中山泰秀防衛副大臣や山村浩海上幕僚長ら防衛省の関係者らが出席した(動画)。同潜水艦は海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)の第6潜水隊に配備する。中山副大臣と川重の橋本康彦社長が引き渡しに関する書面を交換する「引き渡し式」に続き、新造船に最初に自衛艦旗を掲げる「自衛艦旗授与式」も開催した(動画)。防衛省や川重の関係者ら約220人が参加した。

 とうりゅうは川重が戦後建造した潜水艦としては29隻目で、2009年に三菱重工業が1隻目を引き渡した「そうりゅう」型潜水艦の最終艦の12隻目(うち川重建造では6隻目)になる。船体に艦船用の超高張力鋼を採用し、高い耐水圧性能が特徴だ。リチウムイオン電池を採用したことで潜行性能が向上したほか、各種システムを自動化した。建造費用は約690億円。

 船尾付近のポールに自衛艦旗を掲げると、中山副大臣が訓示。緊張度を増す国際情勢の中でしっかりと任務をはたすよう乗組員を激励した後、艦内を視察した。午後に開催した出港セレモニーでは、海上自衛隊の呉音楽隊が岸を離れる潜水艦を「蛍の光」の演奏で見送った。

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