上組、東京港で全館定温空調の新倉庫を建設 既存倉庫に併設・来年完成
- 2021/03/10
- 17:25
上組は東京港中央防波堤内側埋立地(東京都江東区)に、全館で定温空調が可能な新倉庫を建設すると発表した。輸入する青果物や穀物、食品など定温貨物の取り扱いが増えており、今後も拡大が見込まれることに対応する。新倉庫は同社の既存倉庫である「上組東京多目的物流センター」に併設。2022年4月の完成を予定する。(完成予想図の左は既存の上組東京多目的物流センター、右が新倉庫)
新倉庫は青果物などの貨物を最適な温度で保管できるように、全館で摂氏0〜20度の定温を維持できる空調を備えた。貨物搬送機器の配置を工夫し、迅速で効率の良い貨物の取り扱いもできるようにした。さらに屋上には太陽光パネルを敷設。317キロワット時を発電できるという。施設内で新倉庫で使用する電力の一部をまかない、環境への負荷を低減する。全館でLED照明を採用した。
鉄筋コンクリート造で5階建て。垂直搬送機6基と、貨物用エレベーター1基を備える。新倉庫で取り扱いが可能な貨物量、総投資額はいずれも明らかにしていない。敷地面積は6万9463平方メートル。延床面積は2万4828平方メートル。
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