1月の神戸市消費者物価、4カ月連続で前年比下落 前月比では4カ月ぶり上昇

20210219消費者物価

 兵庫県が19日に発表した1月の神戸市消費者物価指数(2015年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比0.6%下落の102.0になった。同指数が前年比で下落するのは4カ月連続で、物価の下落傾向が継続している。ただ、前月比では4カ月ぶりに上昇。政府の観光需要喚起策である「GoToトラベル」キャンペーンが年末に停止されたことから宿泊料やテーマパーク入場料を含む「教養娯楽サービス」が前月比で上昇したのが寄与した。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、下落が目立ったガス代を含む「光熱・水道」に加え、「住居」「保険医療」「交通・通信」「教育」「教養娯楽」の6費目が下落。半面、「生鮮食品を除く食料」「家具・家事用品」「被覆および履物」「諸雑費」の4費目が上昇した。

 全国統計では、総務省が同日発表し1月の全国消費者物価指数(2015年=100、生鮮食品を除く総合)は101.4と前年同月比で0.6%下落。前月比(季節調整値)では0.5%の上昇だった。

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