阪急の春日野道駅、バリアフリー化で西改札口を新設 22年度末に完成へ
- 2020/11/05
- 20:16
阪急電鉄は5日、春日野道駅(神戸市中央区、写真=阪急電鉄提供)のバリアフリー化を目的に改札口を増設すると発表した。現在の出入り口と反対側のプラットホーム西端(神戸三宮方面)にエレベーターを設置し、地上に新設する西改札口(仮称)と結ぶ。ホーム柵も新設して、車いすなどでも安全にホーム上を移動できるようにする。2021年度春ごろに着工し 22年度末ごろまでの完成をめざす。
春日野道駅はホーム幅が2.5〜3.8メートルとせまい高架駅で、ホームの拡幅によるエレベーターの設定ができない。このためホーム東端の通路になっている部分を改造し、ホームを約2.8メートルを東に延伸。ホーム西端にエレベーターを設置する余裕を設けることにした。エレベーターの設置に伴い地上階に改札口の新設と、多機能トイレを含むトイレの新設を決めた。
国や兵庫県、神戸市の補助制度を利用して実施する。現在は詳細設計の段階という。阪急電鉄の駅でエレベーターやスロープの設置などバリアフリーに対応していないのは、春日野道と中津(大阪市北区)だけになっていた。中津駅のバリアフリー化については、引き続き検討を進めるとしている。
このほか阪急電鉄は同日、7日始発から神戸三宮駅の3番ホームで可動式ホーム柵の使用を開始すると発表した。神戸三宮駅では2番ホームの可動式ホーム柵を10月10日に稼働。1番ホームは12月ごろ、4番ホームは21年12月ごろに可動式ホーム柵の使用を開始する予定だ。
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