森ビル研「都市特性評価」で神戸市、3年連続6位 「文化・交流に強み」評価

 森ビルのシンクタンクである森記念財団都市戦略研究所(東京都港区)が発表した、2020年の「日本の都市特性評価」で神戸市は、総合順位で6位だった。6位は第1回の調査だった18年から3年連続。国際会議・展示会の開催件数から、同研究所は神戸市を「文化・交流に強み」を持つと指摘。そのうえで「経済規模の大きい都市では低評価になりがちな環境や生活・居住においても、比較的高い評価を得ている」と分析した。1〜5位には京都市、大阪市、福岡市、横浜市、名古屋市が並んだ。福岡市と大阪市の順位が昨年と入れ替わったが、上位は同じ顔ぶれだった。

 東京を除く国内の主要109都市を対象に、6分野の83指標を算出。この合計得点で評価した。兵庫県では神戸市と姫路市、尼崎市、西宮市、伊丹市が対象だった。集計対象とした指標を分野別に集計したところ、神戸市は「経済・ビジネス」分野で昨年の5位から6位に順位を下げた。ただ、同研究所によると順位の変動は数値の定義変更や、集計対象にした都市を昨年の72都市から109都市に変更したことなどが影響しているという。都市の評価が大きく変動したためではない可能性が高いようだ。

 同じ指標で東京23区を評価すると、総合順位は千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区と昨年と同じ順位になった。千代田区は「経済・ビジネス」「生活・居住」「交通・アクセス」の3分野で23区中トップだった。

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