リニューアルで30〜40代・通勤客の利用増ねらう 芦屋モンテメール13日オープン
- 2020/03/11
- 14:16
JR西日本傘下でJR神戸線沿線の商業施設の開発や運営を手がける神戸SC開発(神戸市東灘区)は11日、13日のリニューアルオープンを控えた芦屋駅ビルの商業施設「モンテメール」を報道関係者に公開した(1枚目の写真)。リニューアルを機に、これまで主要顧客だった「ミセス層」に加え、30〜40代を中心とした近隣住民や駅の利用者の利用増をねらう。入居する店舗でも年齢層を意識した店作りや品ぞろえに力を入れる。
芦屋駅のコンコースに接続する本館3階で、今回新たに出店する家電量販店エディオンのJR芦屋駅店の福田敦史店長は、「通勤で駅を利用する際に立ち寄っていただくことを想定して、家事の時短につながる家電を目立たせた」という。一方で、「芦屋で特有の顧客層も意識して、約80坪と小さめの店舗ながら美容家電のコーナーは通常店舗と同等の広さを確保した」と話していた。
リニューアル前から引き続き出店する、ベビー・子供用品のファミリア(神戸市中央区)は定番商品に加え今回、芦屋モンテメール店限定でヨットの帆布を材料にバッグを製造するJIB(ジブ、西宮市)とコラボレーションしたバッグ(2枚目の写真)とポーチを発売する。子供向けだけでなく、むしろ阪神間の大人たちから関心を集めつつある。予約などは受け付けず、店舗に足を運ばないと手に入らないアイテムだ。
以前は貸会議室だった最上階の6階には、ホットヨガや、リフォーマーと呼ばれる器具を使ったピラティスのスタジオ「ヴィーボベアルスィ」(3枚目の写真)が新たに入居した。30〜40代をメーンの顧客層と想定した女性専用のレッスンを開催する。同店舗を手がけるサップス(芦屋市)は「ヨガやピラティスで体を動かした帰りに、下のフロアで便利にお買い物ができるという流れも想定している」(マーケティング部の山下和美ディレクター)と店舗間の相乗効果にも期待が大きい。
飲食店は駅のコンコースに接続する西館3階と4階に移動し、物販店舗が営業を終える午後8時以降も利用しやすくした。残業などで、いつもより帰りが遅くなった駅の利用客の立ち寄りなども見込む。芦屋駅は新快速も停車。1日の乗車人数は約2万8000人(2018年)で、JR西日本の駅では全体で31位とたくさんの人が利用する駅だ。これを一層のにぎわいにつなげ、「芦屋の顔」としての存在感を高めたい考えだ。
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